12月11日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

12月11日(水)の米国株式市場は、11月の消費者物価指数(CPI)がエコノミストの予想通りとなったことを受け、記録的な動きを見せました。特に、ハイテク株中心のナスダック総合指数が史上初めて20,000を上回る水準で取引を終えたことが注目を集めています。
以下は、11日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

テスラ (TSLA)

株価変動: +5.93%
詳細: 米国の電気自動車メーカーで、再生可能エネルギー製品も展開するテスラは、6営業日連続で上昇し、過去最高値の424.77ドルを記録しました。CEOイーロン・マスク氏と次期大統領ドナルド・トランプ氏との関係が注目され、株価は11月5日の米大統領選以降急上昇しています。
*関連記事「テスラ株、6日連続の上昇で史上最高値を更新

ゲームストップ (GME)

株価変動: +7.58%
詳細: ビデオゲーム小売業者であるゲームストップは、第3四半期の売上高が前年同期比20%減の8億6000万ドルとなったものの、調整後1株当たり利益が6セントと市場予想を上回りました。同社は約4億ドルで2000万株の株式売却プログラムを完了し、自社株の追加提供は予定していないと発表しました。

スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)

株価変動: -5.55%
詳細: ハイパフォーマンスのサーバーやストレージシステムを製造する企業であるスーパー・マイクロ・コンピュータは、ナスダック100指数からの除外懸念により株価が下落しました。CEOは財務報告の遅延問題を2025年2月25日までに解決する予定と表明しましたが、投資家の懸念が続いています。

メイシーズ (M)

株価変動: -0.9%
詳細: 米国を代表するデパートチェーンのメイシーズは、四半期報告書の提出遅延により、調整後1株当たり利益の見通しを1株2.25~2.50ドルと下方修正しました。これが投資家心理を冷やし、株価は下落しました。

デイブ&バスターズ (PLAY)

株価変動: -20%
詳細: 娯楽施設とレストランを組み合わせたチェーンを展開するデイブ&バスターズは、第3四半期の調整後損失が1株当たり45セントとなり、アナリスト予想の40セントを上回る結果に。さらに、CEOの辞任が発表され、経営不透明感から株価が急落しました。

アルバートソンズ (ACI)

株価変動: -1.6%
詳細: 全米に食品スーパーを展開するアルバートソンズは、クローガーとの合併契約が独占禁止法の懸念で阻止され、さらに規制当局の承認を巡る問題が表面化しました。これを受け、アルバートソンズはクローガーを提訴しました。一方、クローガーは1%上昇しました。

ハーシー (HSY)

株価変動: -5.4%
詳細: 米国を代表するチョコレートメーカーのハーシーは、モンデリーズが合併を模索しているとの報道を受け、一時注目を集めましたが、モンデリーズが「米国チョコレート企業との取引は求めていない」とコメント。その後、ハーシー株は急落しました。

GEベルノバ (GEV)

株価変動: +5%
詳細: 発電所や風力発電所向け設備を提供するGEベルノバは、四半期配当1株当たり25セントを発表し、60億ドルの自社株買い戻しプログラムを開始しました。また、業績見通しの上方修正が市場に好意的に受け止められました。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス (WBA)

株価変動: -5.57%
詳細: 米国を中心に薬局チェーンを展開するウォルグリーンは、プライベートエクイティ企業サイコモア・パートナーズへの売却交渉の進展報道が注目されましたが、その後の株価は乱高下しました。

スティッチ・フィックス (SFIX)

株価変動: +44%
詳細: オンラインパーソナルスタイリングを提供するスティッチ・フィックスは、第1四半期の損失が市場予想を下回り、売上高が予想を上回りました。また、通期の売上高予想を11億4000万ドル~11億8000万ドルに引き上げています。
*関連記事「スティッチ・フィックスの株価が44%急騰、その背景とは?

フィグス (FIGS)

株価変動: +22%
詳細: 医療用衣料メーカーのフィグスは、Story3 Capital Partnersからの買収提案が報じられたことで株価が急騰。買収価格は1株当たり6ドルと報じられています。

*過去記事 株価変動

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