2026年9月1日(火)の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。ナスダック総合は1.03%安、S&P500は0.71%安、ダウ平均は419.02ドル(0.79%)安となりました。米国債利回りの上昇や原油高、イラン情勢の緊迫化が投資家心理を圧迫しました。市場では、FRBのケビン・ウォーシュ議長のタカ派姿勢と原油高によるインフレ圧力が流動性を悪化させ、相場変動を大きくしているとの見方が出ています。ホルムズ海峡の再開による原油価格下落とインフレ沈静化が、市場回復の鍵として注目されています。
以下は、1日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ファーボ・エナジー(FERV)
株価変動: +28.41%
詳細: 次世代地熱発電を手掛けるエネルギー企業です。アルファベット傘下のグーグルと電力供給契約を締結したことを受け、株価は急騰しました。同社はビル・ゲイツ氏の支援を受けている企業としても知られています。一方、5月13日の上場以降では株価が大きく下落していました。
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デュオリンゴ(DUOL)
株価変動: +7.02%
詳細: 語学学習アプリを提供する企業です。エバコアISIのアナリストが投資判断を「インライン」から「アウトパフォーム」へ引き上げ、目標株価を105ドルから210ドルへ倍増させました。2022年のネットフリックスの製品主導による業績回復との類似性が指摘され、株価は大きく上昇しました。
ノバルティス(NVS)
株価変動: +6.04%
詳細: スイスの大手製薬会社です。多発性硬化症治療薬の第3相臨床試験で良好な結果を発表したことが好感されました。同社は別の自己免疫疾患向け治療薬で患者3人が死亡したことを受け、8件の臨床試験を一時停止していましたが、今回の試験結果が投資家心理を改善させました。
ブルーム・エナジー(BE)
株価変動: +3.49%
詳細: 燃料電池によるオンサイト発電システムを手掛ける企業です。AIデータセンターの急増によって電力不足が深刻化するなか、送電網への接続を待たずに電力を供給できる同社の燃料電池への期待が続いています。AIデータセンター向け電力需要の拡大を背景とした買いが株価を支えたとみられます。
アップル(AAPL)
株価変動: +2.61%
詳細: スマートフォンやパソコンなどを手掛ける世界最大級のテクノロジー企業です。9月1日がジョン・ターナス氏のCEO就任初日となったことを受け、新経営体制への期待から株価は上昇しました。
メドトロニック(MDT)
株価変動: +1.57%
詳細: 医療機器大手です。ロボット手術事業を拡大するため、7億ドルを投資すると発表しました。ロボット手術分野で先行するインテュイティブ・サージカルとの差を縮める狙いがあり、成長期待から株価は上昇しました。
ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)
株価変動: -1.24%
詳細: 個人投資家向け金融サービスを提供する企業です。モルガン・スタンレーが投資判断を「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価も124ドルから150ドルへ引き上げました。商品ラインアップの拡充によって既存顧客から得られる収益性が改善していると評価されましたが、株価は下落しました。
エヌビディア(NVDA)
株価変動: -1.39%
詳細: AI半導体大手です。アンソロピックとクラウド事業者ラムダが関与する350億ドル規模のコンピューティング契約について、エヌビディアが双方に資金を提供する構造が「循環取引」にあたるのではないかとの懸念が投資家の間で浮上しました。エヌビディア経営陣は直近の決算説明会でこうした見方を否定していますが、警戒感から株価は下落しました。
*関連記事「エヌビディア「350億ドルAI経済圏」の正体、投資家が警戒すべき新たなリスク」
テスラ(TSLA)
株価変動: -3.22%
詳細: 電気自動車大手です。自動運転専用車「サイバーキャブ」がテスラのロボタクシー車両に投入される可能性への期待が高まっています。一方、ロボタクシーサービスは過去にも展開に時間を要しており、投資家の期待が先行しているとの見方から株価は下落しました。
クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)
株価変動: -6.90%
詳細: サイバーセキュリティ大手です。原油価格の上昇によるインフレ懸念を背景に米国債利回りが上昇し、バリュエーションの高いソフトウェア株に売りが広がりました。クラウドストライクは好決算後に株価が大きく上昇していたため、利益確定売りも重なりました。
デル・テクノロジーズ(DELL)
株価変動: -6.94%
詳細: パソコンやサーバーなどを手掛けるIT機器大手です。決算発表を控えて投資家がリスクを落とす動きが強まり、年初から大幅に上昇していた株価に利益確定売りが広がりました。米国債利回りの上昇によってAI関連株全般が売られたことも重しとなり、決算発表を前に株価は大幅安となりました。
アルミス(ALMS)
株価変動: -56.58%
詳細: バイオ医薬品企業です。開発中のループス治療薬候補が第2相臨床試験で主要評価項目を達成できなかったと発表し、株価は急落しました。同社は中等度から重度の尋常性乾癬を対象とした承認申請を予定しており、ループスについても第3相試験の可能性を規制当局と協議する方針です。
*過去記事 株価変動
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