8月26日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年8月26日(水)の米国株式市場は、エヌビディアの決算発表を目前に控え、投資家が積極的な売買を手控える中、主要3指数は小幅安となりました。ダウ平均は113.52ドル安の53,463.88ドルで0.21%下落、S&P500は0.02%安、ナスダック総合は0.08%安でした。7月のPCE価格指数が予想を上回ったことで米国債利回りが上昇したことも重荷となりました。午後には一時持ち直す場面もありましたが、上昇を維持できませんでした。取引量も通常を大きく下回り、市場ではAI株相場の今後を左右するエヌビディアの決算を見極めたいとの姿勢が強まりました。

以下は、26日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

アバクロンビー&フィッチ(ANF)

株価変動: +35.63%
詳細: アパレル小売企業です。2026年度第2四半期決算と利益見通しが市場予想を上回ったことを受け、株価が急騰しました。一方、セール店舗の販売は引き続き低調でしたが、好調な収益力と業績見通しが投資家から評価されました。

ルメンタム・ホールディングス(LITE)

株価変動: +5.98%
詳細: 光通信部品やレーザーを手掛ける企業です。AIデータセンター向けの高速光通信需要が引き続き強く、同社の光学部品事業への成長期待が買い材料となりました。

C.H.ロビンソン(CHRW)

株価変動: +5.62%
詳細: 輸送・物流サービスを提供する企業です。株価が大きく上昇し、この日のS&P500構成銘柄の中でも上位の上昇率となりました。

エヌシーノ(NCNO)

株価変動: +3.36%
詳細: 金融機関向けクラウドソフトウェアを提供する企業です。前日に発表した決算では売上高見通しが投資家の期待を下回ったものの、株価は上昇しました。

バーティブ・ホールディングス(VRT)

株価変動: +3.12%
詳細: データセンター向け電源設備や冷却システムを提供する企業です。AIデータセンター建設の拡大に伴い、電力管理や液冷設備への需要が長期的に増加するとの期待から買われました。同社は直近で通期業績見通しを引き上げており、豊富な受注残も投資家心理を支えました。AIインフラ拡大の中で電力・冷却設備の主要な恩恵銘柄として注目されています。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)

株価変動: +2.76%
詳細: AIを活用したデータ分析ソフトウェアを提供する企業です。AI関連株への投資家の関心が続く中、株価は上昇しました。

デル・テクノロジーズ(DELL)

株価変動: +2.70%
詳細: PCやサーバー、ストレージなどを提供するIT機器大手です。AIサーバー需要の拡大を背景に、今後の業績への期待が改めて高まりました。アナリストからは、サーバーとストレージ事業の好調を背景に、今後の決算で市場予想を上回る業績を示す可能性が指摘されています。AIインフラ向け設備投資の拡大も追い風となっています。

レボリューション・メディシンズ(RVMD)

株価変動: +1.92%
詳細: がん治療薬を開発するバイオテクノロジー企業です。1日1回服用する膵臓がん治療薬について米食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことが買い材料となりました。

コールズ(KSS)

株価変動: +1.53%
詳細: 米国の百貨店チェーンです。四半期利益が市場予想を上回ったほか、第2四半期に約1億5,000万ドルの関税還付を受けた影響を反映し、通期見通しを引き上げました。一方、純売上高と既存店売上高は減少しました。

アップル(AAPL)

株価変動: +1.15%
詳細: iPhoneなどを展開する大手テクノロジー企業です。毎年恒例のiPhone発表イベントを9月9日に開催すると発表しました。市場では待望の折りたたみ式iPhoneを含む新製品が発表されるとの期待が高まりました。

メタ・プラットフォームズ(META)

株価変動: +1.07%
詳細: FacebookやInstagramなどを運営する大手テクノロジー企業です。SNSが子どもに悪影響を与えたとする訴訟を巡り、48州の司法長官との間で最大180億ドルを支払う和解に達したことが明らかになりました。巨額賠償を巡る不確実性が後退したことが好感されました。
*関連記事「メタが最大180億ドルで和解!1.4兆ドルの危機回避でも残る「本当のリスク」」

エヌビディア(NVDA)

株価変動: -1.59%
詳細: AI向けGPUで圧倒的なシェアを持つ半導体企業です。この日の取引終了後に決算発表を控えており、その内容が今後のAI関連株全体の方向性を左右する重要イベントとして注目されました。前日は2.2%上昇し、7営業日続いた下落に終止符を打っていました。

コインベース・グローバル(COIN)

株価変動: -2.87%
詳細: 米国最大級の暗号資産取引所を運営する企業です。ビットコイン価格の下落を受けて暗号資産関連株が売られ、株価は下落しました。

ストラテジー(MSTR)

株価変動: -2.87%
詳細: 大量のビットコインを保有することで知られる企業です。ビットコイン価格が週前半の高値から反落したことで、暗号資産関連株への売りが広がり、株価が下落しました。

ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)

株価変動: -3.17%
詳細: 個人投資家向けオンライン証券サービスを提供する企業です。ビットコインが週前半の約81,000ドルから約78,000ドル台へ下落し、暗号資産関連株への利益確定売りが広がったことで株価が下落しました。

イントゥイット(INTU)

株価変動: -3.24%
詳細: 会計・税務ソフトウェアなどを提供する企業です。決算は市場予想を上回ったものの、売上高見通しが失望を誘いました。今年度の売上高成長率を9~10%と予想しており、前年の14%から減速する見通しです。同社は競争が激化するAIソフトウェア市場でシェア拡大を目指しています。

ボストン・サイエンティフィック(BSX)

株価変動: -3.39%
詳細: 医療機器を開発・販売する企業です。情報技術システムに影響を与えるサイバーセキュリティー事故を確認し、世界的に業務が混乱したと規制当局への提出書類で明らかにしたことを受け、株価が下落しました。

レディット(RDDT)

株価変動: -4.40%
詳細: オンライン掲示板型SNSを運営する企業です。直近まで株価が上昇していた反動から利益確定売りが優勢となりました。

モデルナ(MRNA)

株価変動: -5.77%
詳細: mRNA医薬品を開発するバイオテクノロジー企業です。前日に14%を超える急騰となった反動もあり、この日は利益確定売りが優勢となりました。

ズーム・コミュニケーションズ(ZM)

株価変動: -7.03%
詳細: ビデオ会議サービスを提供する企業です。決算は市場予想を上回る堅調な内容となったものの、保有するAIスタートアップのアンソロピック株式の評価額について新たな情報を示さなかったことが嫌気され、株価が大幅に下落しました。

*過去記事 株価変動

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