6月16日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年6月16日(火)の米国株式市場は、ダウ平均が332ドル高(+0.6%)の52,000ドル台に初めて乗せ、過去最高値を更新しました。一方で、これまで相場を牽引してきたハイテク株には利益確定売りが広がり、S&P500は0.6%安、ナスダックは1.2%安となりました。特に半導体株の下落が目立ち、PHLX半導体指数(SOX)は5.7%安と急落。市場では金融、資本財、公益、通信サービスなど出遅れセクターへの資金シフトが進みました。FOMCが開幕し、新FRB議長ケビン・ウォーシュ氏の初会見を控え、市場の注目が集まっています。

以下は、16日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

モデルナ (MRNA)

株価変動: +6.27%
詳細: mRNA医薬品を手がけるバイオ企業です。FDAが6月18日の会合に向けて、モデルナのmRNAベース3価インフルエンザワクチン「mFLUSIVA」に関する資料を公表しました。ジェフリーズとバンク・オブ・アメリカのアナリストは、FDAの資料内容がモデルナに前向きだと指摘し、株価は6.3%上昇しました。

ラックスペース・テクノロジー (RXT)

株価変動: +4.99%
詳細: クラウドコンピューティング企業です。AMD製チップを自社データセンターで利用する契約を正式にまとめたことが好感され、株価は5%上昇して6.21ドルとなりました。AIインフラ関連の中小型株として買いが入りました。
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スペースX (SPCX)

株価変動: +4.83%
詳細: 宇宙開発・AIインフラ関連企業です。株価は4.8%上昇し、3営業日連続で上昇しました。取引時間中には時価総額でアマゾンを上回り、公開企業として世界5位に浮上する場面もありました。ただし終値時点の時価総額は2兆6410億ドルとなり、アマゾンの2兆6460億ドルをわずかに下回りました。

ウエスタンデジタル (WDC)

株価変動: +4.22%
詳細: データストレージ大手です。前日に16%急騰した流れを引き継ぎ、さらに4.2%上昇しました。AI需要の拡大を背景に、メモリ・ストレージ関連株への買いが続いており、S&P500の中でも上位の上昇銘柄となりました。
*関連記事「AI時代の10倍株候補?ウエスタンデジタルとシーゲートが急騰する本当の理由

シーゲート・テクノロジー (STX)

株価変動: +1.20%
詳細: ハードディスクドライブ大手です。前日に9%上昇した後も買いが続き、1.2%上昇しました。AIデータセンター向けのストレージ需要拡大が意識され、ウエスタンデジタルとともに注目を集めています。
*関連記事「AI時代の10倍株候補?ウエスタンデジタルとシーゲートが急騰する本当の理由

クアルコム (QCOM)

株価変動: -3.05%
詳細: 半導体大手です。AIチップ新興企業テンストレントの買収交渉に入っているとの報道を受け、株価は3.1%下落しました。6月24日の投資家向け説明会では、同社のカスタムデータセンターチップの主要顧客が明らかになるとの期待も高まっています。

ブロードコム (AVGO)

株価変動: -4.37%
詳細: AI半導体・ネットワーク関連の大手企業です。AI関連株の一部に買いが続く一方、ブロードコムは4.4%下落しました。半導体セクター内でも銘柄ごとの選別が進み、上昇が続いていた大型AI関連株には利益確定売りが入りました。

サンディスク (SNDK)

株価変動: -5.52%
詳細: NAND型フラッシュメモリやSSDを手がけるメモリ関連企業です。AIデータセンター向け需要やメモリ価格上昇への期待から株価が大きく上昇してきましたが、16日は過熱感を警戒した利益確定売りが優勢となりました。テクニカル面では買われすぎを示す指標も意識されており、AI関連メモリ株の中でも短期的な調整色が強まりました。

オリン (OLN)

株価変動: -5.89%
詳細: 化学メーカーです。ハンツマンとの全株式交換による合併合意を発表し、株価は下落しました。両社の統合によるシナジー期待はあるものの、短期的には投資家の警戒感が上回りました。

マイクロン・テクノロジー (MU)

株価変動: -6.18%
詳細: メモリ半導体大手です。前日に11%上昇して過去最高値を更新した反動で、株価は下落しました。ただし、ウォール街のアナリストは目標株価の見直しを進めており、さらなる上昇余地を見込む声もあります。
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アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: -7.30%
詳細: 半導体大手です。ラックスペース・テクノロジーがAMD製チップをデータセンターで採用する契約をまとめた一方、AMD株は前日の7%上昇から反落し、7.3%下落しました。AI関連株の中でも利益確定売りが目立つ展開となりました。
*関連記事「AMDは次の1兆ドル企業になれるか?MEXT買収が示す成長シナリオ

インテル (INTC)

株価変動: -8.45%
詳細: 半導体大手です。AI関連株の一角が買われる中で、インテルは大きく下落しました。市場ではAI半導体分野での競争力や成長期待に対する見方が分かれており、同日は売りが優勢となりました。

ルメンタム・ホールディングス (LITE)

株価変動: -8.55%
詳細: 光通信部品を手がける企業です。AIデータセンター関連需要への期待がある一方で、16日は大きく下落し、S&P500の下落率上位に入りました。AI関連株の中でもすべてが買われているわけではなく、銘柄間の明暗が分かれました。

マーベル・テクノロジー (MRVL)

株価変動: -9.78%
詳細: データセンター向け半導体を手がける企業です。AI関連銘柄の中でも売りが強くなりました。前日までの上昇を受けた利益確定売りに加え、ハイテク株全体の軟調な流れが重荷となりました。

ハンツマン (HUN)

株価変動: -17.05%
詳細: 化学メーカーです。同業のオリンと全株式交換による合併契約を結んだことが発表され、株価は17%急落しました。市場では合併条件や統合後の成長性を慎重に見極める動きが強まりました。

*過去記事 株価変動

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