2026年5月4日(月)の米国株式市場は、中東情勢への警戒感が再燃し、主要指数が下落しました。ダウ平均は557ドル安の48,941.90、S&P500は0.4%安、ナスダック総合は0.2%安で終了しました。イランのミサイルがUAEで確認されたとの報道を受け、WTI原油先物は4.4%高の106.42ドルに上昇し、エネルギー株だけが上昇しました。一方、市場ではAI投資による企業業績と経済成長への期待はなお根強く、パランティアの決算にも注目が集まっています。
以下は、4日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
タイソン・フーズ(TSN)
株価変動: +7.96%
詳細: 食肉加工を手がける米国大手食品企業です。第2四半期決算でチキンと豚肉の販売数量が増加し、利益と売上が市場予想を上回りました。牛肉の販売数量は減少したものの、全体として好決算と受け止められました。
マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: +6.31%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリーを手がける半導体メーカーです。フラッシュメモリー関連株に買いが入り、S&P500構成銘柄の中でも上位の上昇となりました。AI需要を背景にメモリー市場への期待が続いています。
コインベース・グローバル(COIN)
株価変動: +6.14%
詳細: 暗号資産取引所を運営する企業です。ビットコイン価格が過去24時間で上昇したことを受け、暗号資産関連株として買われました。
サンディスク(SNDK)
株価変動: +5.80%
詳細: フラッシュメモリー製品を手がけるストレージ関連企業です。マイクロンとともにフラッシュメモリー関連株として買われ、S&P500の中でも目立つ上昇となりました。AIデータセンター向けストレージ需要への期待が株価を支えました。
イーベイ(EBAY)
株価変動: +5.05%
詳細: オンラインマーケットプレイスを運営する電子商取引企業です。ゲームストップがイーベイに対して560億ドル規模の買収提案を行ったことが明らかになり、買収プレミアムへの期待から株価が上昇しました。
グローバルファウンドリーズ(GFS)
株価変動: +4.38%
詳細: 半導体受託製造を手がける企業です。同社のシリコンフォトニクス技術が注目されました。新たに発表したコパッケージド・オプティクス技術「SCALE」は、AIデータセンター内の接続ボトルネックを解消する可能性があり、同社が「隠れたAIインフラ銘柄」として再評価されるきっかけになっています。キャンター・フィッツジェラルドによる投資判断引き上げも買い材料となりました。
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ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)
株価変動: +3.92%
詳細: 個人投資家向けの株式・暗号資産取引アプリを提供する金融プラットフォーム企業です。ビットコイン価格の上昇を背景に、暗号資産取引関連の収益期待が意識され、株価が上昇しました。
パランティア・テクノロジーズ(PLTR)
株価変動: +1.36%
詳細: AIを活用したデータ分析プラットフォームを政府機関や企業向けに提供する企業です。第1四半期決算の発表を控えて株価が上昇しました。ただし、年初来ではAIによるソフトウェア市場の変化や高いバリュエーションへの懸念から下落しています。
アマゾン・ドット・コム(AMZN)
株価変動: +1.35%
詳細: EC、クラウド、広告、物流など幅広い事業を展開する巨大テクノロジー企業です。新たに「アマゾン・サプライ・チェーン・ソリューションズ」を発表し、物流サービスの外販拡大が期待されました。フェデックスやUPSには逆風となる一方、アマゾン株は上昇しました。
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アリババ・グループ(BABA)
株価変動: +1.35%
詳細: 中国の電子商取引、クラウド、デジタルサービスを展開する大手企業です。中東の輸送混乱への懸念がやや後退し、アジアのハイテク株に買いが広がったことで上昇しました。
TSMC(TSM)
株価変動: +1.0%
詳細: 世界最大級の半導体受託製造企業です。中東での輸送混乱への懸念が和らいだことを背景に、アジアのテクノロジー株全体が買われる流れに乗り、米国上場株も上昇しました。
バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)
株価変動: -1.0%
詳細: 投資持株会社です。第1四半期の税引き後営業利益は18%増の113億ドルとなりましたが、自社株買いが2億3500万ドルにとどまったことから、より積極的な株主還元を期待する投資家には物足りない内容となりました。
ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)
株価変動: -2.29%
詳細: 大型クルーズ船を運航する旅行・レジャー企業です。中東情勢の悪化による旅行需要や航路への影響が意識され、同業株とともに売られました。
カーニバル(CCL)
株価変動: -3.71%
詳細: 世界的なクルーズ運航会社です。ノルウェージャン・クルーズラインが中東情勢の影響を理由に業績見通しを引き下げたことで、クルーズ業界全体への懸念が広がり、株価が下落しました。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)
株価変動: -5.27%
詳細: CPUやGPUを手がける半導体大手です。HSBCが投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げたことで売られました。CPU事業の上振れ余地が乏しいとの見方が示され、株価の重荷となりました。
ノルウェージャン・クルーズライン(NCLH)
株価変動: -8.56%
詳細: クルーズ船を運航する旅行関連企業です。中東での戦争に伴う混乱を理由に、通期の利益見通しを引き下げたことで株価が下落しました。カーニバルやロイヤル・カリビアンなど同業他社にも売りが広がりました。
フェデックス(FDX)
株価変動: -9.11%
詳細: 国際宅配便や物流サービスを展開する大手物流企業です。アマゾンが「アマゾン・サプライ・チェーン・ソリューションズ」という新たな物流サービスを発表したことで、競争激化への警戒感が高まり、株価が大きく下落しました。
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ゲームストップ(GME)
株価変動: -10.14%
詳細: ゲーム販売店を中心に事業を展開する小売企業です。イーベイに対して1株125ドルの現金・株式による買収提案を行ったと開示しましたが、買収負担や戦略面への懸念から株価は大きく下落しました。
ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)
株価変動: -10.47%
詳細: 米国を代表する宅配・物流企業です。アマゾンが企業向けにフルフィルメント、海上・航空輸送、トラック輸送を提供する競合サービスを発表したことで、物流市場でのシェア圧迫が懸念されました。
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*過去記事 株価変動
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