2026年1月12日(月)の米国株式市場は、一時売られたものの、FRBのパウエル議長を巡る懸念が後退し、反発しました。ダウ平均は86ドル高(+0.2%)、S&P500は+0.2%、ナスダックは+0.3%となり、ダウとS&P500はいずれも過去最高値を更新しました。FRBのパウエル議長を刑事捜査の対象としたという司法省による動きへの批判が広がったことで「米国売り」は一服し、半導体を中心とするハイテク株やAI関連が相場を主導しました。一方、クレジットカード金利上限を求めるトランプ大統領の発言を受け、金融株は軟調でした。
以下は、12日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ビーム・セラピューティクス(BEAM)
株価変動: +22.29%
詳細: 遺伝子編集技術を用いた治療薬を開発する米国のバイオテクノロジー企業です。主力の遺伝性疾患向け治療プログラムについて規制当局から前向きな進展が示され、FDA承認期待が高まり株価が急騰しました。
サン・カントリー航空(SNCY)
株価変動: +10.59%
詳細: レジャー路線に特化した米国の格安航空会社です。アレジアント・トラベルによる買収合意が発表され、買収プレミアム期待から大幅高となりました。
ウォルマート(WMT)
株価変動: +3.00%
詳細: 世界最大級の小売企業で、実店舗とECの両方を展開しています。ナスダック100への採用決定や、グーグルと連携したAI活用策が評価され株価が上昇しました。
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アカマイ・テクノロジーズ(AKAM)
株価変動: +3.57%
詳細: CDNやサイバーセキュリティ、クラウドインフラを提供する米国のIT企業です。モルガン・スタンレーによる投資判断の引き上げを受け、成長期待から買われました。
アビバックス(ABVX)
株価変動: +3.15%
詳細: 炎症性疾患治療薬を開発するフランスのバイオテクノロジー企業です。イーライ・リリーによる買収報道が伝わり、思惑買いが入りました。
JPモルガン・チェース(JPM)
株価変動: -1.43%
詳細: 投資銀行、商業銀行、クレジットカード事業を展開する米国最大級の金融グループです。クレジットカード金利規制案への警戒感から軟調に推移しました。
モデルナ(MRNA)
株価変動: -1.43%
詳細: mRNA技術を活用したワクチンや治療薬を開発する米国のバイオ医薬品企業です。2025年売上見通しは上振れしたものの、長期的な黒字化への懸念が残りました。
ソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)
株価変動: -2.92%
詳細: 学生ローンや個人向け金融サービスを提供する米国のフィンテック企業です。クレジットカード金利規制を巡る不透明感から関連銘柄として売られました。
シティグループ(C)
株価変動: -2.98%
詳細: 世界中で事業を展開する米国の大手銀行です。トランプ大統領が、今月20日からクレジットカードの金利を年間で10%に制限する方針を示したことを受け、クレジットカード事業への影響懸念から金融株全体とともに下落しました。
アメリカン・エキスプレス(AXP)
株価変動: -4.27%
詳細: 富裕層向けクレジットカードを中心に展開する決済・金融サービス企業です。金利上限導入がカード収益を圧迫するとの見方から売られました。
キャピタル・ワン・ファイナンシャル(COF)
株価変動: -6.42%
詳細: クレジットカードや自動車ローンを主力とする米国の消費者金融会社です。カード金利を10%に制限する方針表明が直撃しました。
アファーム・ホールディングス(AFRM)
株価変動: -6.61%
詳細: 「今買って後払い(BNPL)」サービスを提供する米国のフィンテック企業です。クレジットカード金利規制は中長期では追い風との見方もある一方、短期的な調整売りが出ました。
アレジアント・トラベル(ALGT)
株価変動: -6.28%
詳細: 米国内でレジャー路線を中心に運航する格安航空会社です。サン・カントリー航空の買収発表を受け、統合コスト懸念から下落しました。
シンクロニー・ファイナンシャル(SYF)
株価変動: -8.36%
詳細: 小売店向け提携クレジットカードを主力とする米国の金融会社です。金利規制による業績への影響が大きいと見られ、大幅安となりました。
ブレッド・ファイナンシャル・ホールディングス(BFH)
株価変動: -10.68%
詳細: クレジットカードや分割払いサービスを提供する消費者金融企業です。金利上限規制の影響を最も強く受ける銘柄の一つとして売りが集中しました。
アバクロンビー・アンド・フィッチ(ANF)
株価変動: -17.69%
詳細: 若者向けカジュアル衣料を展開する米国のアパレル企業です。通期見通しのレンジ縮小が成長鈍化懸念につながり、急落しました。
*過去記事 株価変動
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