7月17日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年7月17日(金)の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。ダウ平均は406.55ドル安の52,146.42ドル、ナスダック総合指数は1.40%安、S&P500は1.01%安で終了しました。週間ではダウ平均が3月末以来の大幅安となり、S&P500は1.5%安、ナスダックは2.8%安でした。中国のムーンショットAIによる高性能なオープンソースAIモデルの発表や、米国の新たな関税政策を受けて半導体株への売りが拡大しました。さらに、イラン情勢の緊迫化に伴う原油価格上昇とインフレ懸念も投資家心理を悪化させ、売りがハイテク株以外にも広がりました。

以下は、17日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

スイートグリーン(SG)

株価変動: +13.83%
詳細: サラダを中心とするレストランチェーンです。米保健当局が、複数州で発生しているサイクロスポラ症の集団感染について、一部のタコベル店舗で提供されたレタスとの関連を指摘したことを受け、競合企業として買いが入りました。

トラベラーズ(TRV)

株価変動: +9.22%
詳細: 損害保険大手です。第2四半期決算が市場予想を大幅に上回り、決算前に広がっていた慎重な見方を覆したことで、S&P500の上昇率トップとなりました。

シーゲイト・テクノロジー(STX)

株価変動: +5.66%
詳細: データ保存装置を手掛ける企業です。前日に10%下落していましたが、押し目買いが入り、株価は787.66ドルまで反発しました。

ウエスタン・デジタル(WDC)

株価変動: +2.23%
詳細: データストレージ製品を手掛ける企業です。AI向けデータ需要への期待を背景に買いが入り、株価は477.22ドルまで上昇しました。

SKハイニックス(SKHY)

株価変動: +1.13%
詳細: 韓国のメモリ半導体大手です。韓国市場が休場で本国株の取引がなかったことが、米国市場に上場するADRの需給を支えた可能性があり、株価は154.03ドルまで上昇しました。
*関連記事「SKハイニックス株が乱高下 米国ADRに27%のプレミアムが付く理由

インテル(INTC)

株価変動: -2.00%
詳細: CPUや半導体製造事業を手掛ける企業です。半導体・AI関連株の売りが続くなか、株価は下落しました。

アルファベット(GOOGL)

株価変動: -2.17%
詳細: 検索やクラウド、生成AIを展開する巨大テクノロジー企業です。自社のAI製品に対する懸念や、中国のAI企業との競争激化が意識され、株価は346.12ドルまで下落しました。
*関連記事「中国AI「Kimi-K3」が半導体株を揺らす 米国のAI覇権は崩れるのか

エヌビディア(NVDA)

株価変動: -2.21%
詳細: AI向けGPUで世界最大手の半導体企業です。AI関連株への売りが強まり、株価は202.81ドルまで下落しました。ただし、時価総額では引き続き世界最大企業の地位を維持しました。

コーニング(GLW)

株価変動: -2.39%
詳細: ディスプレー用ガラスや光通信部品を手掛ける企業です。テクノロジー関連株への売りが広がるなか、株価は下落しました。

ラムリサーチ(LRCX)

株価変動: -2.39%
詳細: 半導体製造装置を手掛ける企業です。半導体株の調整が続き、株価は下落しました。

KLA(KLAC)

株価変動: -3.02%
詳細: 半導体製造工程の検査・計測装置を手掛ける企業です。半導体設備投資関連株への売りが広がり、株価は下落しました。

サンディスク(SNDK)

株価変動: -3.99%
詳細: NAND型フラッシュメモリやデータ保存製品を手掛ける企業です。取引序盤には上昇していましたが、その後売りに押され、上昇分を失って下落しました。

スペースX(SPCX)

株価変動: -5.43%
詳細: ロケット打ち上げや衛星通信事業を展開する宇宙企業です。ブースターエンジンの問題により、宇宙船スターシップの試験飛行を延期したことが嫌気され、株価は123.99ドルまで下落しました。
*関連記事「岐路に立つスペースX:熱狂のIPOから一転、投資家が直面する「宇宙開発の現実」と今後の展望

アプライド・マテリアルズ(AMAT)

株価変動: -5.57%
詳細: 世界最大級の半導体製造装置メーカーです。半導体株の売りが一段と強まり、株価は大幅に下落しました。

ネットフリックス(NFLX)

株価変動: -7.26%
詳細: 動画配信サービス大手です。売上高が市場予想を下回ったほか、株主に開示する視聴データの方法を変更すると発表したことが警戒され、株価は大幅に下落しました。
*関連記事「ネットフリックス株が9%急落!決算で見えた成長鈍化と今後の焦点

シノプシス(SNPS)

株価変動: -7.85%
詳細: 半導体の設計自動化ソフトウェアや半導体IPを提供する企業です。AI関連株や半導体株への売りが広がるなかで下落しました。AI投資の持続性やテクノロジー株の割高感への警戒も、株価の重荷となりました。

インテュイティブ・サージカル(ISRG)

株価変動: -14.15%
詳細: 手術支援ロボット「ダヴィンチ」を展開する医療機器企業です。決算は市場予想を上回ったものの、通期見通しを引き上げなかったことが失望され、S&P500で最大の下落率となりました。

*過去記事 株価変動

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