公共安全企業のアクソン・エンタープライズ(AXON)の株価は8月10日の午前中の取引で15.8%高を記録するなど急騰しています。
同社は前日の9日に第2四半期決算を発表しており、売上高は 31%増の2億8560 万ドルで、調整後の収益は 1 株当たり 0.44 ドルでした。
アナリストのコンセンサス予想は、売上高2億5800万ドル、1株当たり0.38ドルの利益でしたので、いずれもこの予想を上回っています。
経営陣はまた、通期の見通しを若干上方修正しました。売上高は、ガイダンスの範囲内で2,000万ドル増の10億7,000万ドル〜11億2,000万ドルになると予想。また、調整後税引前利益(EBITDA)は1億9,000万ドル〜2億ドルになると予想されています。
第2四半期の好業績は、テーザー銃の売上が前年同期比20.5%増となったことや、ボディカメラの売上が49.2%増えたこと、また、クラウドストレージの売上が35.1%増となったことによりもたらされたものです。
同社は、法執行機関向けの製品を改善し、ハードウェアとクラウドサービスを連携させて着実に拡大するという戦略を実行し続けて成果をあげています。
消費者向け事業はまだ立ち上げていませんが、経営陣は、消費者向け事業がいつの日か法執行機関向け事業と同じように大きくなる可能性があると考えています。
アクソンのビジネスは非常にユニークで魅力的です。その魅力については一年前に3回に分けて紹介していますので、ぜひご一読ください。
「アクソン 公共安全機関関連で躍進するSaaS企業」
「アクソン 半年間で44%上昇と絶好調」
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*過去記事はこちら アクソン AXON