ルルレモン 再販プログラムに高評価

多くの投資家にとって「サステナビリティ」持続可能な投資がますます重要になってきている中で、環境対策はより重要な意味を持つようになってきています。

特に小売業においては、ファストファッションが水資源の使用に悪影響を及ぼしていることや、海外の労働慣行に懸念があることから、その傾向が顕著です。

ルルレモン・アスレティカ(LULU)は今週初め、来月開始予定の独自のサステナビリティ・イニシアチブを発表しました。環境に優しい染料を使用した「Earth Dye」カプセルを導入し、カリフォルニア州とテキサス州80以上の店舗で「新品同様」の再販プログラムを試験的に実施します。

このプログラムでは、買い物客がルルレモン製品をルルレモンのギフトカードと交換することができ、中古品は6月に再販会社Thriveを通じてオンラインで販売されます。ルルレモンは、この収益のすべてをサステナビリティへの取り組みに再投資する予定です。

衣料品の再販は最近大きく発展しています。新しいオンラインモデルや高額商品への対応により需要が高まり、利益と持続可能性の両方に魅力を感じた企業が参入しています。リセラーのスレッドアップ(TDUP)は、先月のIPO初日に43%もの急上昇を記録しました。

MKMパートナーズのアナリスト、Roxanne Meyer氏は、このニュースを受けて、ルルレモンの「買い」評価と388ドルの目標株価を改めて発表しました。

同社は、「再販戦略をビジネスモデルに取り入れた最初の企業のひとつであり、今後注目されるであろう他の小売企業のロールモデルとなるだろう」と書いています。

このモデルを「新規顧客と売上の成長を促進する素晴らしい戦略」と評価し、同社は、サステナビリティに関心のある投資家や消費者に好印象を与えるだけでなく、同社のプレミアム価格の新品衣料品では高すぎると感じる新規顧客を獲得することができるとしています。

データによると、再販市場ではすでにルルレモン製品に対する高い需要があるそうで、自分の服を下取りに出す既存の顧客は、より多くの買い物をするようになると予想しています。

この発表が評価されたのか、4月22日のマーケットでルルレモンは逆向高、前日比+3.69%の338.75ドルで終えています。

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