ルルレモン アナリストの格上げで上昇

トゥルイスト証券のアナリスト、ベス・リード氏は4月19日、ルルレモン・アスレティカ(LULU)を「ホールド」から「買い」に格上げし、目標株価を390ドルから495 ドルに引き上げたことを発表しました。

格上げの理由としては、これまで懸念していた2つの問題が改善されたことによります。

最初の懸念はルルレモンのバリュエーションです。ルルレモンは常にプレミアムがついており、それは高い成長率によって正当化されると強気派は主張してきました。

リード氏は、昨年末の株価がそうした主張に沿ったものだったことに同意していますが、現在は、2023年の1株当たり利益予想の約35倍で取引されており、より合理的な価格になったと考えています。

「現在の水準は、魅力的なエントリーポイントであると考える」と同氏は指摘し「さらに、アパレル小売が2021年よりも困難な2022年に向いつつあることを考えると、我々は(ルルレモンのような)製品コストのインフレを転嫁することができると信じている銘柄に傾倒していくだろう」と述べています。

2つ目の問題は、ルルレモンの家庭用フィットネス部門であるMirrorで、昨年は当初のガイダンスを大きく下回る売上高となりました。リード氏は、この事業に対する期待は現在、より妥当なレベルにリセットされており、同社は4月20日のアナリスト・デーでMirrorの最新計画を発表する可能性があると書いています。

同社がこのイベントで「強固な新しい5年間の財務見通し」を提供し、「強力なブランドの健全性と継続的な革新」と相まって、パンデミックの脅威が薄れても、ルルレモン株に勢いを与えるだろうと同氏は予想しており、そのため、この株に対してより強気になることを決断したとのことです。

ルルレモンは、3月下旬に発表した好決算で勢いをつけましたが、これは、同社が1月にコロナのオミクロン株が第4四半期に重荷になると警告し、ハードルを下げた後のことでした。また、この春には、靴の分野への初進出を発表しましたが、アナリストはこの決定について複雑な表情を見せています。

ルルレモンの4月19日の終値は前日比4.41%増の404.66ドルでした。

*過去記事はこちら ルルレモン(LULU)

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