ペロトン急落は買いのチャンス 5割アップの可能性も

先週、米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、自宅に小さな子供やペットがいる場合は、ペロトン社の新型トレッドミル(ランニングマシン)「トレッド+」の使用をやめるよう勧告しました。

ペロトン・インタラクティブ(PTON)は4月17日、この警告に 不正確で誤解を招く恐れがあると反論。注意書きや取扱説明書に従う限り、トレッド+の使用をやめる理由はないと表明しています。

規制当局は、今回の死亡事故を含む39件の事故を挙げ、トレッドミルが子どもたちに擦り傷や骨折、死亡などの深刻なリスクをもたらすとしていますが、ペロトンは、使用を中止する理由はないとした上で、16歳以下の子どもは使用しないようにとし、トレッドミルの持ち主は子どもやペットを近づけないようにと注意は促しています。

このニュースを受けてペロトンの株価は4月19日の市場で急落、前日比-7.28%の107.75ドルで終えています。

シュティフェルのアナリストであるスコット・デビット氏は、この下落は買いのチャンスであるとし、「買い」の評価と目標株価170ドルを維持しています。

JPモルガンのアナリストであるダグ・アンマス氏も、株価の下落は買いのチャンスだと述べ、株価のオーバーウェイト評価を再度行っています。

ペロトンは先月、同社のトレッドミルの事故について警告を発し、それ以来、製品の安全性を確保するための措置を講じているとし、トレッドミルの販売を中止したり、リコールしたりすることはなく、来月の低価格モデルの導入を遅らせることもないだろうと述べています。

TruistのアナリストYoussef Squali氏も、ペロトンの「買い」の評価を継続し、目標株価を160ドルとしています。CPSCの警告は同社にとって「ブラックアイ」ではあるものの、収益や利益には影響しないだろうと述べ、トレッド+が他のトレッドミルよりも危険であるかどうか明らかになってないことを理由のひとつにあげています。

同氏の目標価格は現在の価格から48%の上昇を意味します。

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