2026年9月29日(火)の米国株式市場は、FRBの10月利上げ観測が後退したことで午後に下げ幅を縮小しました。ダウ平均は131.59ドル安(-0.26%)の51,349.92ドル、S&P500は12.85ポイント安(-0.17%)の7,670.84、ナスダック総合は22.84ポイント安(-0.09%)の26,797.54でした。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利上げを急ぐ必要はないとの姿勢を示し、10月利上げ確率は70.9%から51.5%へ低下しました。一方、米10年債利回りは5.26%と2002年以来の高水準となり、市場はPCE物価指数と雇用統計を注視しています。
以下は、29日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
アイオバンス・バイオセラピューティクス(IOVA)
株価変動: +31.48%
詳細: がん免疫療法を開発するバイオ医薬品企業です。メラノーマ治療薬2製品の需要拡大を受けて、2026年度の売上高見通しを引き上げました。株価は2年以上ぶりの高値水準まで上昇しました。
カーニバル(CCL)
株価変動: +13.53%
詳細: 世界最大級のクルーズ船運営会社です。2026年度第3四半期の売上高が過去最高の84億ドルとなり、市場予想の83億ドルを上回りました。好決算を受け、S&P500構成銘柄で最大の上昇率となりました。
ブルーム・エナジー(BE)
株価変動: +10.81%
詳細: 燃料電池を中心とする分散型電源システムを手掛ける企業です。カリフォルニア州フリーモントで158,000平方フィートの施設を購入し、生産能力を拡大することが明らかになりました。モルガン・スタンレーは強い需要が続いている兆候と評価しました。
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サミット・セラピューティクス(SMMT)
株価変動: +5.88%
詳細: がん治療薬を開発するバイオ医薬品企業です。アストラゼネカが同社に20億ドルを投資すると発表し、さらに実験段階のがん治療薬で共同開発する契約を結んだことが好感されました。
ルメンタム・ホールディングス(LITE)
株価変動: +5.66%
詳細: AIデータセンター向けの光通信部品や光トランシーバーを手掛ける企業です。オープンAIの年間経常収益が約700億ドルに近づいたとの報道を受け、AIインフラへの投資が拡大するとの期待から光通信関連株に買いが入りました。AIデータセンター向け光通信需要の拡大期待も株価を支えました。
カーマックス(KMX)
株価変動: +4.80%
詳細: 米国の中古車販売大手です。2027年度第2四半期の利益が市場予想を上回ったほか、自社株買いを再開する方針を発表したことが好感されました。
コーニング(GLW)
株価変動: +4.70%
詳細: 光ファイバーや特殊ガラスを手掛ける素材大手です。AT&Tに複数年にわたって光ファイバーとケーブルを供給する30億ドル規模の提携を発表したことが好感されました。
マーベル・テクノロジー(MRVL)
株価変動: +4.51%
詳細: AIデータセンター向けのカスタム半導体や光ネットワーク製品を手掛ける半導体企業です。オープンAIの収益拡大を示す報道を受け、AIインフラ投資の継続期待から関連株に買いが広がりました。データセンター向けカスタム半導体と高速ネットワーク事業への成長期待も背景にあります。
メタ・プラットフォームズ(META)
株価変動: +3.24%
詳細: SNSやAI事業を展開する大手テクノロジー企業です。AIエージェント「ミューズ」がアップルのサービス事業に対する競争相手となる可能性が意識され、株価が上昇しました。
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スペースX(SPCX)
株価変動: +2.59%
詳細: ロケット打ち上げや衛星通信サービスを展開する宇宙開発企業です。TDカウエンが新たに投資判断を「買い」、目標株価を200ドルとしてカバレッジを開始しました。地上通信事業の成長や、スターシップがAI関連事業とスターリンクの成長を支えるとの期待が示されました。
ネットフリックス(NFLX)
株価変動: +1.55%
詳細: 動画配信サービス大手です。ドイツ銀行が投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げました。目標株価は100ドルから95ドルへ引き下げたものの、年初来26%下落した株価は魅力的な水準にあると評価しました。
AT&T(T)
株価変動: -1.65%
詳細: 米通信大手です。コーニングと30億ドル規模の複数年契約を結び、光ファイバーやケーブルの供給を受けることを発表しましたが、株価は下落しました。
アップル(AAPL)
株価変動: -2.66%
詳細: スマートフォンやサービス事業を展開する大手テクノロジー企業です。BofA証券が、メタのAIエージェント「ミューズ」による競争激化やサービス収入への影響を指摘したことが売り材料となりました。
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フェア・アイザック(FICO)
株価変動: -26.64%
詳細: FICOスコアで知られる信用評価大手です。米連邦住宅金融庁が住宅ローンの信用スコア分野に競争を導入する方針を発表したことで、同社の強い市場地位が揺らぐとの懸念が広がりました。株価は6年以上で最大の1日下落率となりました。
*過去記事 株価変動