9月16日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年9月16日(水)の米国株式市場は、FRBが0.25%の利上げを決定したことを受けて下落しました。ダウ平均は630.68ドル安の51,462.43ドル(-1.21%)、S&P500は33.51ポイント安の7,552.22(-0.44%)、ナスダック総合は3.15ポイント安の25,978.42(-0.01%)で取引を終えました。
利上げ自体よりも、ケビン・ウォーシュFRB議長が金融緩和の縮小を示唆した発言が警戒され、追加利上げ観測が強まりました。米10年債利回りは5.019%まで上昇し、原油価格が1バレル100ドルを上回ったこともインフレ懸念を強め、相場の重荷となりました。

以下は、16日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

セムテック(SMTC)

株価変動: +11.03%
詳細: データセンター、通信、IoT向けの半導体や接続技術を手掛ける企業です。AIデータセンター関連需要への期待に加え、新製品「SurgeSwitch」の発表が買い材料となりました。データセンターやIoT事業の高い成長期待も株価を押し上げています。

ルメンタム・ホールディングス(LITE)

株価変動: +9.59%
詳細: 光通信機器やレーザー関連製品を手掛ける企業です。AIデータセンター向け光通信関連株への買い戻しが広がりました。ECOC 2026での技術展示や、AI向け光学部品需要の拡大への期待も株価を支えています。

クレド・テクノロジー(CRDO)

株価変動: +7.38%
詳細: データセンター向けの高速接続用半導体や光通信製品を開発する企業です。AI向けネットワークに対応する1.6T光トランシーバーを発表したことが好感されました。高速化が進むAIネットワーク市場での成長期待が高まっています。

コヒレント(COHR)

株価変動: +6.81%
詳細: 光通信部品、レーザー、フォトニクス関連製品を手掛ける企業です。ルメンタムなどとともに光通信関連株への買い戻しが広がりました。AIデータセンター向け高速光通信需要の拡大への期待が株価を押し上げています。

アステラ・ラボ(ALAB)

株価変動: +6.59%
詳細: AIサーバーやクラウド向けの高速接続半導体やメモリー接続製品を手掛ける企業です。AIインフラ関連株への押し目買いが広がりました。次世代の「Leo Smart Memory Controller」への期待も買い材料となっています。

アクソン・エンタープライズ(AXON)

株価変動: +5.96%
詳細: 警察向けのテーザー銃、ボディカメラ、クラウド型証拠管理システムなどを提供する企業です。前日に10億ドル規模の転換社債発行計画への懸念から約10%下落していましたが、この日は買い戻しが入り反発しました。

スペースX(SPCX)

株価変動: +5.15%
詳細: ロケット打ち上げ、宇宙輸送、衛星通信などを手掛ける宇宙開発企業です。完全再使用型ロケット「スターシップ」の第14回試験飛行を9月22日に実施すると発表したことが好感されました。宇宙事業の開発進展に対する期待が再び高まっています。

GEベルノバ(GEV)

株価変動: +4.84%
詳細: ガスタービン、送電設備、風力発電などを手掛けるエネルギーインフラ大手です。AIデータセンターの電力需要拡大を背景に、ガスタービン需要や豊富な受注残への期待が強まりました。同社の受注残は1,760億ドルに達しています。
*関連記事「GEベルノバは「勝てる構造」 470ドルの弱気予想に強気派が反論する理由

ブルーム・エナジー(BE)

株価変動: +4.18%
詳細: 固体酸化物型燃料電池を使ったオンサイト発電システムを手掛け、AIデータセンター向け電力需要の拡大で注目される企業です。米国みずほ証券が目標株価を242ドルから351ドルへ引き上げ、「アウトパフォーム」を維持したことで株価が上昇しました。

インテル(INTC)

株価変動: +4.03%
詳細: パソコンやサーバー向けCPUを中心に、半導体の設計と製造を手掛ける大手半導体企業です。SKハイニックスと米国内でのメモリー半導体生産を巡り協議したと報じられたことが買い材料となりました。AI・半導体関連株全体の反発も追い風となっています。

デル・テクノロジーズ(DELL)

株価変動: +3.61%
詳細: パソコン、サーバー、ストレージなどを手掛け、AIデータセンター向けサーバーでも存在感を高めているIT大手です。AIインフラ投資の継続期待を背景に買いが入りました。

セールスフォース(CRM)

株価変動: -1.94%
詳細: 顧客管理ソフトウェアを中心とするクラウドサービス大手です。年次イベント「Dreamforce」の開催中に大規模なサービス障害が発生したことが嫌気されました。AI関連の製品発表よりもサービスの安定性に対する懸念が意識され、株価の重しとなりました。

コインベース・グローバル(COIN)

株価変動: -4.42%
詳細: 米国最大級の暗号資産取引所を運営する企業です。暗号資産規制法案「Clarity Act」が米上院で前進できなかったことを受け、暗号資産関連株への売りが続きました。規制の先行き不透明感が株価を圧迫しています。

ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)

株価変動: -5.46%
詳細: 株式、オプション、暗号資産などを個人投資家向けに提供するオンライン証券会社です。「Clarity Act」の頓挫による暗号資産関連株への売りに加え、元エンジニア2人が機密情報を利用して暗号資産取引を行った疑いで起訴されたことも重しとなりました。

サークル・インターネット・グループ(CRCL)

株価変動: -6.76%
詳細: 米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」を発行・運営する暗号資産関連企業です。「Clarity Act」の承認が米上院で進まなかったことを受け、暗号資産規制を巡る不透明感が強まりました。暗号資産関連株全体への売りも株価を圧迫しました。

ダイヤモンドバック・エナジー(FANG)

株価変動: -8.03%
詳細: 米国のパーミアン盆地を中心に原油・天然ガスの開発と生産を手掛けるエネルギー企業です。原油価格の急落を受け、エネルギー株全般に売りが広がりました。S&P500のエネルギーセクターも一時約3.1%下落し、同社株の大幅安につながりました。

ブリッシュ(BLSH)

株価変動: -9.55%
詳細: 機関投資家などを対象に暗号資産取引サービスを提供するデジタル資産関連企業です。「Clarity Act」が米上院で前進できなかったことを背景に、暗号資産関連株への売りが続きました。コインベースやサークルなどとともに大幅安となっています。

ウィブル(BULL)

株価変動: -11.20%
詳細: 株式やオプション、暗号資産などの取引サービスを提供するオンライン証券会社です。暗号資産・フィンテック関連株への売りが広がったことに加え、最高財務責任者(CFO)の配偶者による株式売却も投資家心理を悪化させました。

J.B.ハント・トランスポート・サービシズ(JBHT)

株価変動: -13.30%
詳細: トラック輸送や鉄道を組み合わせたインターモーダル輸送を手掛ける米物流大手です。最高財務責任者(CFO)が第3四半期の利益について前四半期比5〜10%減少する可能性を示したことから急落しました。燃料費やドライバー関連費用の増加が収益を圧迫しています。

アライメント・ヘルスケア(ALHC)

株価変動: -16.01%
詳細: 高齢者向け公的医療保険「メディケア・アドバンテージ」を中心に医療保険サービスを提供する企業です。病院や熟練看護施設に関連する医療費の上昇に対する懸念が続きました。前日に続いて売りが膨らみ、大幅安となりました。


*過去記事 株価変動

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