5月7日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年5月7日(木)の米国株式市場は、ダウ平均が一時50,130ドルまで上昇したものの失速し、313ドル安の49,596ドルで取引を終えました。S&P500は0.4%安、ナスダック総合は0.1%安となり、前日の最高値更新から反落しました。ダウはエヌビディア以外の半導体比率が低く、金融・資本財の比重が高いことから、ハイテク主導の相場に乗り切れませんでした。一方、マグニフィセント7関連ETFは堅調で、6週連続上昇ペースを維持しています。

以下は、7日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

データドッグ(DDOG)

株価変動: +31.33%
詳細: クラウド監視・分析プラットフォームを提供する企業です。第1四半期決算で利益と売上が市場予想を上回り、通期見通しも引き上げました。好決算と強気なガイダンスが評価され、株価は急騰しました。
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フォーティネット(FTNT)

株価変動: +20.03%
詳細: サイバーセキュリティ企業です。最新四半期の利益がアナリスト予想を大きく上回り、強い見通しも示しました。AIによるソフトウェア業界への逆風懸念が和らいだことで、株価は急騰しました。
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Zスケーラー(ZS)

株価変動: +10.06%
詳細: クラウド型セキュリティに強みを持つゼロトラストセキュリティ企業です。AIの普及で企業のクラウド利用やデータアクセスが複雑化し、ユーザーや端末を常に確認して必要最小限のアクセスだけを許可する仕組みの重要性が高まっています。AIエージェントや自動化システムが企業データへアクセスする機会が増える中、ゼロトラスト需要の拡大が期待されました。
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アクソン・エンタープライズ(AXON)

株価変動: +10.03%
詳細: テーザー銃やボディカメラ、証拠管理クラウドなどを手がける法執行機関向けテクノロジー企業です。第1四半期決算では、売上高が前年同期比34%増の8億730万ドルとなり、市場予想を上回りました。さらに営業利益が黒字転換し、海外売上やAI関連製品の売上も大きく拡大したことが評価されました。
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ペロトン・インタラクティブ(PTON)

株価変動: +8.85%
詳細: コネクテッドフィットネス機器とサブスクリプションサービスを提供する企業です。第3四半期の売上が堅調だったことを受け、年間売上見通しレンジの下限を引き上げました。

クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)

株価変動: +8.04%
詳細: エンドポイントセキュリティに強みを持つサイバーセキュリティ企業です。AIの普及で企業のIT環境が複雑化し、クラウド、端末、データ、AIエージェントを守る需要が拡大していることが追い風になりました。さらに、アンソロピックの「Project Glasswing」への参加を通じて、AIを活用した脆弱性分析や先回り型の防御への期待も高まりました。
*関連記事「サイバーセキュリティ株に復活の兆し AI時代に需要が拡大する理由

パロアルトネットワークス(PANW)

株価変動: +7.05%
詳細: ネットワーク、クラウド、AI時代のセキュリティ対策を幅広く手がけるサイバーセキュリティ大手です。AIの普及により、企業の攻撃対象がクラウド、端末、データ、AIエージェントへ広がる中、包括的な防御基盤への需要が高まっています。サイバーセキュリティ株全体に買いが入る流れの中で、同社にも資金が向かいました。
*関連記事「サイバーセキュリティ株に復活の兆し AI時代に需要が拡大する理由

アプラビン(APP)

株価変動: +6.41%
詳細: モバイル広告プラットフォームを運営する企業です。第1四半期決算で市場予想を上回る利益を発表し、株価が上昇しました。ただし、2026年第1四半期にはソフトウェア株売り、SEC調査、複数の空売りレポートを背景に株価は大きく下落していました。

ハウメット・エアロスペース(HWM)

株価変動: +6.28%
詳細: 航空宇宙・防衛産業向け部品を製造する企業です。第1四半期決算が堅調で、通期見通しも引き上げました。航空宇宙・防衛需要の強さが評価され、株価は上昇しました。

エヌビディア(NVDA)

株価変動: +1.85%
詳細: AI半導体大手です。前日に5.8%上昇して心理的節目の200ドルを突破した流れが続きました。スペースXとアンソロピックの提携により、アンソロピックがテネシー州のColossus 1データセンターで22万個超のエヌビディア製チップを利用できることも材料視されました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: -3.09%
詳細: 半導体大手です。前日に株価が19%急騰し、過去最高値を更新した反動で下落しました。前日の上昇により時価総額は6000億ドルを超えました。

シェル(SHEL)

株価変動: -3.39%
詳細: 欧州の大手石油会社です。第1四半期決算は堅調だったものの、生産量の減少が示されました。さらに、イラン戦争終結に向けた和平期待で原油価格が下落しており、今後の利益圧迫が懸念されました。

イオンキュー(IONQ)

株価変動: -9.30%
詳細: 量子コンピューティング企業です。第1四半期決算はウォール街の予想を上回りましたが、株価は下落しました。リゲッティ・コンピューティングやディーウェーブ・クオンタムなど、量子コンピューター関連株にも売りが広がりました。

アーム・ホールディングス(ARM)

株価変動: -10.11%
詳細: 半導体設計大手です。第4四半期決算は堅調だったものの、新型チップへの急増する需要に十分対応できるか不透明感を示したことが嫌気されました。
*関連記事「アームは設計会社からAI半導体企業へ変わるのか 決算で見えた成長の分岐点

ワールプール(WHR)

株価変動: -11.91%
詳細: 冷蔵庫や洗濯機などの家電を手がける企業です。第1四半期に赤字へ転落し、イラン戦争の影響で需要が落ち込んだとして通期見通しを引き下げました。配当の停止計画や家電製品の値上げ方針も示され、株価は大きく下落しました。

ゾエティス(ZTS)

株価変動: -21.50%
詳細: 動物用医薬品を手がける企業です。第1四半期決算が市場予想を下回り、通期見通しも引き下げました。S&P500構成銘柄の中で最も大きく下落し、アナリストからも厳しい評価を受けました。

プラネット・フィットネス(PLNT)

株価変動: -31.19%
詳細: フィットネスジムチェーンです。新年の重要な時期に入会者数が伸び悩み、通期の成長見通しを引き下げました。値上げ計画も撤回し、ウィリアム・ブレアは投資判断をアウトパフォームからマーケットパフォームへ引き下げました。

ファストリー(FSLY)

株価変動: -38.23%
詳細: ITインフラサービスを提供する企業です。第1四半期決算では利益と売上が市場予想を上回りましたが、AIエージェント関連トラフィックからの売上が投資家の期待に届かず、大きく売られました。

*過去記事 株価変動

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