3月30日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年3月30日(月)の米国株式市場は、序盤こそ中東情勢の緊張緩和期待を背景に上昇して始まりましたが、引けにかけて失速し、S&P500は0.4%安、ナスダック総合指数は0.7%安となりました。ダウ平均も一時400ドル超上昇したものの、終値は50ドル高にとどまりました。WTI原油先物は102.88ドルで終了し、2022年7月以来の100ドル台を回復しました。一方、パウエルFRB議長の発言を受けて2年債利回りは大きく低下し、四半期末のリバランスも重なって、相場は方向感を欠く展開となりました。

以下は、30日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

アルコア (AA)

株価変動: +8.23%
詳細: アルミニウム大手です。週末に中東のアルミ生産施設が被害を受けたことで、供給混乱への懸念が高まり、アルミ価格上昇期待から買いが入りました。

センチュリー・アルミニウム (CENX)

株価変動: +7.25%
詳細: アルミニウム生産を手がける企業です。中東の生産設備被害を受け、アルミ供給の逼迫懸念が強まったことで、同業他社として連想買いが入りました。

サービスナウ (NOW)

株価変動: +5.59%
詳細: 企業向け業務ソフトウェアを提供するSaaS企業です。前週に売られていたソフトウェア株全体に買い戻しが入り、同社株も大きく反発しました。

パロアルト・ネットワークス (PANW)

株価変動: +4.99%
詳細: サイバーセキュリティ大手です。ニケシュ・アローラCEOが約1000万ドル相当の自社株を取得したことが明らかになり、経営陣の強気姿勢を示す材料として好感されました。
*関連記事「サイバーセキュリティ株はなぜ急反発したのか AI時代に再評価される有力銘柄の強さ

ワークデイ (WDAY)

株価変動: +3.70%
詳細: 人事・財務管理ソフトを提供するクラウド企業です。SaaS銘柄に対するセンチメント改善を背景に、同業株とともに上昇しました。

トレードデスク (TTD)

株価変動: +3.43%
詳細: デジタル広告配信プラットフォームを手がける企業です。ソフトウェア株全体の買い戻しの流れに乗り、株価が上昇しました。

クラウドストライク・ホールディングス (CRWD)

株価変動: +2.84%
詳細: サイバーセキュリティ企業です。前週末に急落していた反動に加え、ウルフ・リサーチが投資判断を「ピアパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を450ドルとしたことが支援材料になりました。
*関連記事「サイバーセキュリティ株はなぜ急反発したのか AI時代に再評価される有力銘柄の強さ

イーライ・リリー (LLY)

株価変動: +0.96%
詳細: 米国の大手医薬品企業です。AI創薬を手がけるインシリコ・メディシンが、最大27.5億ドル規模となる可能性のある創薬提携を同社と結んだと発表し、材料視されました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -1.40%
詳細: AI向け半導体で世界をリードする企業です。フランスのAIスタートアップ、ミストラルAIが同社のブラックウェルl GPU 13,800基を用いるデータセンター向けに8.3億ドルの借り入れを行うと発表しましたが、株価は利益確定売りに押されました。

シーゲイト・テクノロジー (STX)

株価変動: -4.64%
詳細: データ保存機器大手です。マイクロンなどと同様に、グーグルの新たなメモリ圧縮アルゴリズムがストレージ需要に与える影響が警戒され、株価が下落しました。

ボストン・サイエンティフィック (BSX)

株価変動: -9.02%
詳細: 医療機器大手です。心臓インプラント「Watchman」の試験データが一部で評価の分かれる内容となり、血液希釈剤と比べて虚血性脳卒中の発生割合がやや高かったことが嫌気されました。

マイクロン・テクノロジー (MU)

株価変動: -9.88%
詳細: 米国の大手メモリ半導体メーカーです。アルファベット傘下グーグルが先週公表したAI向けメモリ圧縮技術「TurboQuant」により、将来のメモリ需要に対する懸念が意識され、引き続き売られました。

シスコ (SYY)

株価変動: -15.18%
詳細: 外食産業向け食品卸大手です。Jetro Restaurant Depotを負債込みで約290億ドルで買収すると発表しましたが、買収価格が営業利益の14倍超と高水準であることが警戒され、株価は大きく下落しました。

*過去記事 株価変動

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