12月16日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年12月16日(火)の米国株式市場、ナスダック総合指数は3営業日続落していましたが、この日は終盤に持ち直し、前日比0.2%高で反発しました。一方、S&P500は0.2%安、ダウ平均は302ドル安と下落しました。テスラ、メタ、エヌビディア、マイクロソフトなど大型ハイテク株の上昇がナスダックを押し上げました。米雇用統計は内容がまちまちで、失業率は4.6%に上昇したものの、一時解雇や再参入者が要因とされ、市場では労働市場の緩やかな減速との見方が出ています。債券利回りは低下し、相場はヘッジファンド主導で値動きの荒い一日となりました。

以下は、16日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

サークル・インターネット・グループ (CRCL)

株価変動: +9.99%
詳細: ステーブルコイン「USDC」を発行する暗号資産関連企業です。ビザがUSDCを使った米国銀行の決済を可能にすると発表したことが材料視され、株価が大幅上昇しました。
*関連記事「ビザがUSDC決済を本格導入へ―サークル株急騰が示唆する「金融の未来」

イオンキュー (IONQ)

株価変動: +7.81%
詳細: 量子コンピューターの開発を行う米国企業です。ジェフリーズ証券が新規に買い推奨でカバレッジを開始し、目標株価100ドルを提示したことが好感されました。

テスラ (TSLA)

株価変動: +3.07%
詳細: 電気自動車(EV)を主力に、自動運転やエネルギー貯蔵事業も展開する米国企業です。株価は過去最高の終値を更新し、米国みずほ証券が目標株価を引き上げたことも追い風となりました。市場の関心はEV需要よりもロボタクシー戦略に移っています。
*関連記事「テスラ、時価総額トップ7への帰還が示唆する「AI企業」としての真価と課題

サービスナウ (NOW)

株価変動: +2.08%
詳細: 企業向けの業務自動化・IT運用管理ソフトを提供する米国ソフトウェア企業です。前日に急落した反動もあり、この日は反発しました。

ブロードコム (AVGO)

株価変動: +0.44%
詳細: 半導体とソフトウェアを手がける米国大手企業です。直近の大幅下落の流れを止める小幅高となりましたが、AI半導体事業の成長ペースや利益率への懸念が引き続き意識されています。
*関連記事「ブロードコム暴落は「買い」の好機か?JPモルガンが描くAI売上1,000億ドルのシナリオ

レナー (LEN)

株価変動: -1.80%
詳細: 米国の大手住宅建設会社です。引け後の決算発表を控え、株価は慎重な動きとなりました。

ファイザー (PFE)

株価変動: -3.41%
詳細: 世界的な医薬品大手の米国企業です。2026年の利益見通しが市場予想を下回ったことが嫌気され、株価が下落しました。

コアウィーブ (CRWV)

株価変動: -3.94%
詳細: AI向けクラウド(計算資源)を提供する企業です。資金調達コストやAI投資の採算性を巡る懸念が重荷となり、株価は下落しました。

ヒューマナ (HUM)

株価変動: -6.03%
詳細: 米国の医療保険(マネージドケア)大手です。通期見通しが市場予想を下回ったことや、保険部門トップの退任発表が悪材料となりました。

ナバン (NAVN)

株価変動: -11.86%
詳細: 出張管理・経費精算ソフトを提供する法人向けSaaS企業です。四半期損失の拡大とCFO退任の発表を受け、株価が急落しました。

*過去記事 株価変動

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