4月22日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

4月22日(火)の米国株式市場は大きく反発し、多くの主要銘柄が上昇しました。前日にドナルド・トランプ大統領の関税政策やFRB議長の更迭懸念を受けて大幅下落した反動で、投資家心理が改善した模様です。
以下は、22日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ファースト・ソーラー (FSLR)

株価変動: +10.53%
詳細: ファースト・ソーラーは、アメリカを拠点とする太陽光発電パネルメーカーで、主に薄膜型の高効率パネルを製造しています。米国政府が東南アジア4カ国からの太陽光パネル輸入に最大3,521%の関税を課す方針を発表し、国内生産企業である同社に追い風となりました。

3M (MMM)

株価変動: +8.12%
詳細: 3Mは多角的な技術系企業で、工業用製品から消費財、ヘルスケア用品まで幅広い製品を展開しています。第1四半期の決算が市場予想を上回り、関税影響を織り込んだうえでの堅調なガイダンスを維持したことが投資家から評価されました。

GEエアロスペース (GE)

株価変動: +6.07%
詳細: GEエアロスペースは、航空機エンジンや防衛関連機器を手がける米国の産業機械企業です。第1四半期の利益・売上がともに市場予想を上回り、2025年の利益ガイダンスを据え置いたことが安心材料となりました。

テスラ (TSLA)

株価変動: +4.60%
詳細: テスラは電気自動車および再生可能エネルギー製品を製造・販売する米国企業です。決算発表を控えて株価が4.6%上昇。2025年に入ってからの下落が続いていたものの、一時的な反発となりました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: +2.04%
詳細: エヌビディアは、グラフィックスプロセッサ(GPU)およびAI関連チップを開発・販売する米国企業です。AIチップの対中輸出に制限が課される見通しが懸念されましたが、反発に転じました。

ボーイング (BA)

株価変動: +2.00%
詳細: ボーイングは、商用航空機と防衛関連製品を手がける米国の大手航空宇宙企業です。デジタル航空関連事業の一部を投資会社Thoma Bravoへ売却することが評価され、株価が上昇しました。

ロッキード・マーチン (LMT)

株価変動: +0.82%
詳細: ロッキード・マーチンは、戦闘機やミサイル、防衛システムを製造する米国の大手防衛企業です。第1四半期の利益が予想を上回り、地政学的リスクの高まりも株価を支援しました。

ベライゾン・コミュニケーションズ (VZ)

株価変動: +0.61%
詳細: ベライゾン・コミュニケーションズは米国の大手通信事業者で、携帯・固定通信を中心に事業を展開しています。契約解約率の増加が懸念されましたが、決算が予想を上回り、ガイダンスの維持も安心感を与えました。

RTX (RTX)

株価変動: -9.81%
詳細: RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)は、航空宇宙および防衛機器を提供する米国企業です。第1四半期の決算は予想を上回ったものの、2025年の売上ガイダンスが市場予想を下回り、失望売りを誘いました。

ノースロップ・グラマン (NOC)

株価変動: -12.66%
詳細: ノースロップ・グラマンは、無人航空機、ステルス爆撃機、ミサイルなどを製造する米国の防衛企業です。B-21レイダー爆撃機プログラムの製造コスト増による損失計上と2025年の利益ガイダンス引き下げにより、株価が大幅に下落しました。


*過去記事 株価変動

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