2026年9月25日(金)の米国株式市場は、米国とイランの協議進展への期待から主要3指数がそろって上昇しました。S&P500は0.51%高の7,743.41、ナスダック総合指数は0.48%高の27,068.72、ダウ工業株30種平均は0.93%高の51,828.62となりました。週間ではS&P500が1.2%、ナスダックが2.1%、ダウが0.3%上昇し、3指数とも8月以来の大幅な週間上昇となりました。一方、10年物米国債利回りは5%台と高水準が続き、今後はイラン情勢と金利動向が市場の焦点となります。
以下は、25日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
アトラス・エナジー・ソリューションズ(AESI)
株価変動: +13.36%
詳細: エネルギー関連サービスを展開する企業です。データセンター向け電力設備の建設に関連して、非公表のAI企業と費用精算型の契約を締結したことが買い材料となりました。AIデータセンターの電力需要拡大への期待から株価が大きく上昇しました。
ピープル・インコーポレーテッド(PPLI)
株価変動: +11.33%
詳細: メディア事業などを展開する企業です。ウォール・ストリート・ジャーナルが、MGMリゾーツが同社の買収を検討していると報じたことが買い材料となりました。ピープル側がMGMへの買収提案を撤回した直後に、今度はMGM側がピープル買収を検討するという展開となっています。
ブルーム・エナジー(BE)
株価変動: +8.25%
詳細: データセンターなどに電力を供給する固体酸化物形燃料電池を手掛ける企業です。オラクルがニューメキシコ州の大規模データセンター計画を巡って不可抗力を通知したことで、ブルーム・エナジーの燃料電池契約への影響が懸念されていました。しかし、モルガン・スタンレーのアナリストがブルーム・エナジーへの影響はないとの見方を示したことで懸念が後退しました。オラクルとの大規模なAIデータセンター向け電力供給契約が維持されるとの期待から株価が大きく上昇しました。
*関連記事「ブルーム・エナジー株が8.3%急騰 オラクル懸念後退で買い戻し」
ヒューマナ(HUM)
株価変動: +4.68%
詳細: 米国の大手医療保険会社です。バークレイズが投資判断を「中立」から「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価を407ドルから515ドルへ引き上げました。メディケア・アドバンテージのスター評価改善への期待が買い材料となりました。
データドッグ(DDOG)
株価変動: +4.36%
詳細: クラウド環境の監視・分析プラットフォームを提供する企業です。ウェドブッシュが投資判断「アウトパフォーム」で新たにカバレッジを開始したことが買い材料となりました。AIやクラウド利用の拡大に伴う監視・セキュリティ需要への期待も株価を支えました。
マイクロソフト(MSFT)
株価変動: +3.66%
詳細: ソフトウェア・クラウド大手です。AIアシスタント「Copilot」の新機能を発表したことが好感されました。株価は10カ月超ぶりの高値で取引を終えました。
*関連記事「マイクロソフト株はなぜ上昇? Copilot大幅強化とAI収益化の可能性」
アカマイ・テクノロジーズ(AKAM)
株価変動: +3.20%
詳細: クラウドインフラやネットワークサービスを提供する企業です。AI大手アンソロピックと今後7年間で116億ドル規模のクラウドインフラ契約を締結したことが買い材料となりました。さらに、コンピューティング需要が増えた場合には最大90億ドルを追加するオプションも含まれています。
*関連記事「アカマイ株5%高 アンソロピックと116億ドル契約、AIクラウド事業が転換点へ」
アップル(AAPL)
株価変動: +1.53%
詳細: iPhoneやMacなどを展開する大手テクノロジー企業です。米国株式市場で大型テクノロジー株への買いが入る中、アップルにも資金が向かい、株価は上昇しました。
コノコフィリップス(COP)
株価変動: -1.58%
詳細: 米国の大手石油・天然ガス開発会社です。イラン情勢を巡る緊張緩和への期待から原油価格が下落し、エネルギー株として売られました。
メタ・プラットフォームズ(META)
株価変動: -3.33%
詳細: SNSやAI事業を展開する大手テクノロジー企業です。AIモデル「ミューズ」への期待が高まっている一方、株価は下落しました。ただし、今週だけでは16%以上上昇しており、月間では13年以上ぶりの大幅上昇となる勢いです。
インテル(INTC)
株価変動: -3.45%
詳細: 半導体大手です。AI・半導体関連株の値動きがまちまちとなる中で売りが優勢となり、株価は下落しました。
パロアルト・ネットワークス(PANW)
株価変動: -3.89%
詳細: 大手サイバーセキュリティ企業です。サイバーセキュリティ関連株全体に売りが広がる中、AI時代の成長期待を背景に上昇してきた銘柄のバリュエーションに対する警戒感が強まり、株価が下落しました。
チャーター・コミュニケーションズ(CHTR)
株価変動: -3.95%
詳細: 米国の大手ケーブルテレビ・通信会社です。コムキャストへの投資判断引き下げを受け、ケーブル業界全体の加入者減少や事業環境への懸念が意識され、株価が下落しました。
ゲームストップ(GME)
株価変動: -6.45%
詳細: ビデオゲーム小売りを中心に事業を展開する企業です。直近の株価上昇を受けて利益確定売りが優勢となり、株価が大きく下落しました。
センチネルワン(S)
株価変動: -6.69%
詳細: AIを活用したサイバーセキュリティ製品を提供する企業です。サイバーセキュリティ関連株全体に売りが広がり、センチネルワンも大きく下落しました。高い成長期待を織り込んできたセクターのバリュエーションに対する警戒感が強まったことが重荷となりました。
トゥイリオ(TWLO)
株価変動: -7.94%
詳細: クラウド型コミュニケーションサービスを提供する企業です。HSBCが投資判断を「ホールド」から「Reduce」に引き下げ、目標株価を211ドルとしました。メタのAIエージェント「ミューズ」がトゥイリオの業績を必ずしも押し上げるわけではないとの見方が嫌気されました。
ラピッドセブン(RPD)
株価変動: -9.57%
詳細: 脆弱性管理やクラウドセキュリティなどを手掛ける企業です。サイバーセキュリティ関連株への売りが広がる中、同社株も大幅に下落しました。成長期待の高いサイバーセキュリティ銘柄のバリュエーションに対する警戒感が売りにつながりました。
Zスケーラー(ZS)
株価変動: -10.06%
詳細: クラウド型サイバーセキュリティ大手です。世界販売責任者のロス・タケット氏が10月1日付で最高収益責任者(CRO)に就任すると発表しました。販売部門の経営体制変更を巡る不透明感が意識され、株価が大きく下落しました。
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*過去記事 株価変動