7月20日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年7月20日(月)の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。S&P500は0.19%安の7,443.28、ダウ平均は307.16ドル安の51,839.26、ナスダック総合指数は0.05%安の25,508.07で終了しました。序盤は買いが先行し、ナスダックは一時1.2%上昇しましたが、米国とイランを巡る地政学リスクや原油価格の上昇が重荷となり、終盤に失速しました。アルファベット、テスラ、インテルなど主要企業の決算発表を控え、投資家の慎重姿勢が強まり、S&P500は3営業日続落となりました。

以下は、20日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

AMCエンターテインメント(AMC)

株価変動: +26.80%
詳細: 映画館チェーンを運営しています。2026年第2四半期の売上高と利益が市場予想を上回ったことから、株価が急騰しました。新作映画「The Odyssey」を鑑賞するため、木曜日から日曜日までに米国内の映画館を約430万人が訪れたことも好感されました。

IREN(IREN)

株価変動: +19.57%
詳細: ビットコインマイニングからAI向けクラウドインフラ事業への転換を進めています。クラウドコンピューティング基盤を利用する顧客の支出が拡大していると発表したことから、AIインフラ事業の成長期待が高まりました。
*関連記事「仮想通貨マイナーからAIインフラ企業へ──IRENとハット8が切り開く「ネオクラウド」の成長シナリオ

ハット8(HUT)

株価変動: +10.37%
詳細: ビットコインマイニングやデータセンター事業を展開しています。クラウドコンピューティングインフラを利用する顧客の支出増加が明らかになり、AI向けデータセンター事業の成長を期待した買いが入りました。
*関連記事「仮想通貨マイナーからAIインフラ企業へ──IRENとハット8が切り開く「ネオクラウド」の成長シナリオ

アリババ(BABA)

株価変動: +4.67%
詳細: 中国の電子商取引・クラウド大手です。新たなAIモデルを公開し、その性能がアンソロピックの「Fable 5」に次ぐ水準だと説明したことから、AI事業の競争力に対する期待が高まりました。
*関連記事「中国AI「Kimi-K3」が半導体株を揺らす 米国のAI覇権は崩れるのか

ルメンタム・ホールディングス(LITE)

株価変動: +4.5%
詳細: 光通信向けレーザーや光学部品を製造しています。バークレイズが投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価1,000ドルを維持しました。AI関連ハードウェア株への買い戻しも追い風となりました。

マーベル・テクノロジー(MRVL)

株価変動: +3.32%
詳細: データセンター向け半導体やネットワーク製品を手がけています。前週に下落していたAI関連株が反発する中、AIデータセンター向け半導体需要への期待から買いが入りました。

ストラテジー(MSTR)

株価変動: +3.13%
詳細: ビットコインを大量に保有する企業です。前週にビットコインを新たに購入しなかったと発表しましたが、ビットコイン価格が過去24時間で約1%上昇したことを受け、株価も上昇しました。

サンディスク(SNDK)

株価変動: +2.67%
詳細: NAND型フラッシュメモリーやデータストレージ製品を手がけています。前週に売られたAI・半導体関連株を買い戻す動きが広がり、メモリー需要の拡大を期待した買いが入りました。
*関連記事「AIブームの恩恵を受けるメモリー半導体:強気予測と警戒論が交錯する2028年までの展望

インテル(INTC)

株価変動: +2.13%
詳細: パソコンやデータセンター向け半導体を製造しています。前週に下落したAI・半導体関連銘柄への買い戻しが進み、株価が反発しました。

ドミノ・ピザ(DPZ)

株価変動: +2.11%
詳細: 宅配ピザチェーンを世界各地で展開しています。2026年第2四半期の売上高が市場予想を上回ったことから、業績の底堅さを評価した買いが入りました。

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: +1.94%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリーを製造しています。前週まで3営業日続落していましたが、AI関連株への買い戻しが広がったことから反発しました。市場では、メモリー半導体価格の上昇がどこまで続くかが注目されています。
*関連記事「AIブームの恩恵を受けるメモリー半導体:強気予測と警戒論が交錯する2028年までの展望

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: +1.58%
詳細: CPUやAI向けGPUを開発しています。中国製の低コストAIモデルに対する警戒感から前週に売られていましたが、AI関連銘柄を買い戻す動きが広がり、株価が上昇しました。

チポトレ・メキシカン・グリル(CMG)

株価変動: -3.80%
詳細: メキシコ料理を中心とするファストカジュアルチェーンです。米国で発生しているサイクロスポラ症の集団感染をめぐり、外食企業への警戒感が広がったことから売られました。

スイートグリーン(SG)

株価変動: -6.07%
詳細: サラダを中心とするレストランチェーンです。複数州で発生しているサイクロスポラ症の集団感染との関連を警戒した売りが再び広がりました。同社はアイスバーグレタスを使用しておらず、使用食材も調査対象に特定されていないと説明していますが、投資家の不安を払拭できませんでした。

カバ・グループ(CAVA)

株価変動: -7.76%
詳細: 地中海料理を提供するファストカジュアルチェーンです。サイクロスポラ症の集団感染をめぐる食品安全への懸念が外食株全体に広がり、同社株にも売りが波及しました。

*過去記事 株価変動

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