10月30日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

以下は10月30日(水)の米国株式市場で注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)

株価変動: -32.68%
詳細: スーパー・マイクロ・コンピュータは、サーバーおよびストレージソリューションを提供するテクノロジー企業です。10月末、会計監査人であるアーンスト・アンド・ヤング(EY)が同社の監査を辞任したことにより、株価は33%急落しました。EYは「経営陣および監査委員会の表明を信頼できない」とし、財務諸表の信頼性に懸念を示しました。スーパーマイクロは、EYの辞任に反対を表明していますが、このニュースが市場に大きな影響を及ぼしました。
*関連記事「スーパーマイクロの危機:監査人辞任と株価の急落、その真相

アルファベット (GOOGL)

株価変動: +2.82%
詳細: アルファベットは、GoogleやYouTube、Google Cloudを傘下に持つテクノロジー大手です。第3四半期の売上がアナリスト予想を上回り、特にクラウド事業の収益が前年から35%増加したことが高評価を受けました。同社の資本支出も前年同期の80.1億ドルから131億ドルへと大幅増加しており、株価は2.8%の上昇を見せました。
*関連記事「アルファベットの最新決算を徹底解説:AI・クラウドがもたらす売上拡大

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: -10.62%
詳細: AMDは、コンピュータおよびグラフィックス向けの半導体製品を提供する企業です。第3四半期の売上は予想通りの結果でしたが、第4四半期の売上高見通しが予想をやや下回る内容だったため、株価は10.6%下落しました。同社のデータセンター向けAI GPU売上高は2024年に50億ドルを超えると見込まれていますが、投資家はさらに強気のガイダンスを期待していたため、失望売りが出ました。
*関連記事「AMDのAIチップ市場での戦略と見通し—投資家が注目すべきポイント

キャタピラー (CAT)

株価変動: -2.12%
詳細: キャタピラーは建設機械や鉱山機械を製造する世界的企業で、インフラ需要に大きく依存しています。同社はウォール街の予想を下回る第3四半期決算を発表し、前年から4%の売上減が影響して株価は2.1%下落しました。2024年の売上についても若干の減少を見込んでいます。

イーライ・リリー (LLY)

株価変動: -6.29%
詳細: イーライ・リリーは製薬およびバイオテクノロジー製品を提供するグローバル企業です。第3四半期の調整後利益が1株当たり1.18ドル、売上高が114.4億ドルと予想を下回り、肥満治療薬の売上も期待に届かず、株価が6.3%下落しました。

アッヴィ (ABBV)

株価変動: +6.37%
詳細: アッヴィは、特に免疫疾患治療薬に強みを持つバイオ医薬品企業です。同社の第3四半期の売上はアナリスト予想を上回り、四半期配当金の増額も発表されたことで、株価は6.4%上昇しました。

ビザ (V)

株価変動: +3%
詳細: ビザは、クレジットカードおよびデジタル決済分野で世界的なリーダーです。第4四半期の調整後1株当たり利益が2.71ドルとなり、アナリスト予測の2.58ドルを上回り、売上高は12%増の96.2億ドルに達しました。前年から8%増の決済件数も好材料となり、株価は3%上昇しました。

*関連記事「ビザ第4四半期決算:予測超えの収益成長で株価上昇!

スナップ (SNAP)

株価変動: +15.75%
詳細: スナップは、ソーシャルメディアプラットフォーム「Snapchat」を運営する企業です。第3四半期の損失は1株当たり9セントで、予想を上回りました。売上高は13億7000万ドル、1日当たりアクティブユーザー数も9%増の4億4300万人となり、取締役会が5億ドルの自社株買い戻しを承認したことも株価上昇の材料となりました。

チポトレ・メキシカン・グリル(CMG)

株価変動: -7.81%
詳細: チポトレ・メキシカン・グリルは、高品質なメキシカンファストフードチェーンを展開する企業です。第3四半期の売上が28億ドルと予想をやや下回り、既存店売上高も前年比6%増と予想を下回ったため、株価は7.8%下落しました。

レディット(RDDT)

株価変動: +41.95%
詳細: レディットは、ユーザー主導型のソーシャルニュースプラットフォームで、多くの人気サブレディットを抱えています。同社は黒字転換を達成し、広告とデータライセンス販売の増加が寄与して売上が前年から68%増加しました。株式公開後初の黒字となったことが好材料となり、株価は42%上昇しました。

*関連記事「レディット、上場後初の黒字達成!株価が25%急騰した理由とは?

ガーミン (GRMN)

株価変動: +23.35%
詳細: ガーミンは、GPS機器やフィットネスデバイスを提供するテクノロジー企業です。第3四半期の収益と売上高が予想を大幅に上回り、見通しも上方修正されたことを受けて株価が23%上昇しました。

コルボ (QRVO)

株価変動: -27.31%
詳細: コルボは、無線周波数ソリューションを提供し、特にApple製品向けのRFチップを手掛けています。同社の第3四半期見通しはアナリスト予想を下回り、Apple製品需要の減少が影響し、株価が27.3%下落しました。

*過去記事 株価変動

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