デュオリンゴ(DUOL)の株価は、最新の四半期決算発表後、8月7日の時間外取引で大幅に上昇しました。これは、同社がウォール街の予想を大きく上回る業績を報告したためです。通常取引では2%以上下落していた株価が、決算発表後には6%近く上昇し、171ドルとなりました。
業績ハイライト
ファクトセットによると、デュオリンゴは1株当たり51セントの利益を計上し、アナリストのコンセンサス予想の32セントを大きく上回りました。売上高も1億7,833万ドルで、コンセンサス予想の1億7,710万ドルを超えました。
ユーザー数の成長
デュオリンゴの予約件数は1億9,010万ドルで、前年同期から38%増加しました。デイリーアクティブユーザー(DAU)は3,410万人で前年同期比59%増、月間アクティブユーザー(MAU)は1億360万人で40%増となりました。MAUが1億人を突破し、800万人の加入者が報告されています。ユーザー数の増加とエンゲージメントの記録的なレベルが強調されました。
今後の見通し
デュオリンゴは第3四半期の売上を1億8,670万ドル〜1億8,970万ドルと予想しています。これはアナリストの予想である1億8,810万ドルにほぼ一致しています。また、通期の売上高予想も引き上げられ、7億3,130万ドル〜7億3,830万ドルの範囲となっています。
デュオリンゴの価格プラン
デュオリンゴは無料版の他に、広告なしのSuper Duolingoを月額12.99ドル、年間83.99ドルで提供しています。さらに、生成AI対応機能を含むDuolingo Maxは月額29.99ドルです。
株価の低迷と回復
デュオリンゴの株価は、年初来で28.5%下落していましたが、最新の業績発表後に急上昇しました。第1四半期の業績発表後には株価が18%下落しましたが、第2四半期には成長率が改善し、デイリーアクティブユーザーの成長率も59.3%まで回復しました。
アナリストの評価
パイパー・サンドラーのアナリスト、ブレント・ブラセリン氏は、デュオリンゴの格付けを「オーバーウエイト」と評価し、目標株価を265ドルと設定しています。D.A.デビッドソンのワイアット・スワンソン氏も、6月に目標株価250ドル、「買い」の格付けでカバレッジを開始しており、英語を学びたいという需要に応える巨大な市場に注目しています。
まとめ
デュオリンゴの最新の業績発表は、同社の成長ポテンシャルと市場での強力な地位を強調するものでした。今後の成長見通しも明るく、投資家にとって注目すべき銘柄です。