エヌビディアの株価はバブル?それともまだ上昇余地があるのか?

エヌビディア(NVIDIA)は現在、ウォール街で最も注目される銘柄の一つです。そのビジネスは巨大で、利益は好調であり、多くの投資家がその将来性に期待を寄せています。ここでは、エヌビディアの最近の動向と市場での評価について詳しく解説します。

エヌビディアの業績と株価の急上昇

エヌビディアはこの1年以上、業績と株価の予想を大きく上回ってきました。最近では、同社が新しいチップの計画を発表し、さらなる成長が期待されています。バンク・オブ・アメリカのアナリストは、エヌビディアの成長見通しを評価し、目標株価を1500ドルに引き上げました。この発表を受けて、6月5日の米国市場の午前11時過ぎの段階で株価が3%上昇し、1200ドル近くに達しました。

マラソンランナーのようなエヌビディア

カタム・ヒルLLCの創業者で最高投資責任者(CIO)のアダム・ゴールド氏は、エヌビディアを「全速力で走るマラソンランナー」と例え、そのリードは揺るがないと述べています。同氏は2016年からエヌビディア株を保有しており、今では同氏の最大のポジションとなっています。

競争に打ち勝つエヌビディア

エヌビディアの競争相手であるアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やインテル(INTC)も新製品を投入していますが、エヌビディアのAI分野での優位性を脅かすには至っていません。エヌビディアの最新の決算報告では、より高度なチップ「Blackwell」が今年後半に登場する予定ですが、現行のH100チップも高い需要があります。

供給の制約と需要の高まり

エバコア・ウェルス・マネジメントのマイケル・カークブライド氏は、「これ以上の販売を阻むのは供給だけだ」と述べ、エヌビディアの評価を「実に合理的なもの」としています。大手テクノロジー企業の設備投資予測では、AIコンピューティング・インフラストラクチャーのための支出がさらに増加する見込みです。

エヌビディアの利益と利益率の拡大

アナリストたちは、エヌビディアの純利益が前年の300億ドルから今年度は650億ドルに跳ね上がると予想しています。さらに、売上総利益率も2年前の59%から今期は76%に上昇する見込みです。この成長は、エヌビディアが利益だけでなく利益率も伸ばしていることを示しています。

否定派と市場の評価

エヌビディアの成功に対して懐疑的な見方もありますが、これまでのところ否定派の意見が正しいとは証明されていません。ロブ・アーノット氏はエヌビディアのバブルを警告していますが、その成功は続いています。

一方で、多くのアナリストはエヌビディアの成長に強気の姿勢を示しており、ブルームバーグが追跡する72人のアナリストのうち、65人が買い推奨をしています。

まとめ

エヌビディアは、ウォール街で最もホットな銘柄としてその地位を確立しており、今後もさらなる成長が期待されています。その技術的な優位性と市場での評価は、投資家にとって魅力的な要素となっています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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