マスク氏の巨額投資でエヌビディア株価が急上昇、その理由とは?

エヌビディア(NVDA)の株価が5月28日の市場で急上昇しました。この上昇の背景には、イーロン・マスク氏の人工知能スタートアップ「xAI」に対する投資が影響しています。xAIが最新のベンチャーラウンドで60億ドルを調達し、その多くがエヌビディアのハードウェアに使われると見られています。

エヌビディアの株価動向

28日の昼過ぎの段階でエヌビディアの株価は6%上昇し、1129ドルあまりで取引されています。これは、メモリアルデーの週末を控えた24日に2.6%上昇したことを受けたものです。今年に入ってからエヌビディアの株価は既に128%上昇しており、2024年のS&P 500指数の上昇率11%、ナスダック総合指数の上昇率13%を大きく上回っています。

xAIの巨額資金調達

イーロン・マスク氏のxAIは、最新の資金調達ラウンドで60億ドルを調達しました。この資金はxAIの最初の製品を市場に投入し、高度なインフラを構築し、研究開発を加速させるために使用されます。xAIの評価額はこの調達により240億ドルに達しました。

エヌビディアとAI市場の将来性

エヌビディアが引き続き成長を続けるためには、AI市場の競争が不可欠です。xAIの資金調達は、この分野にとって明るい兆しです。xAIは自社チップの開発に取り組んでいないため、調達資金の多くはエヌビディアのハードウェアに使用される見込みです。

AIトレーニング市場の拡大

OpenAIも最近、次世代モデルのトレーニングを開始しました。マッコーリーのアナリスト、フレデリック・ハヴマイヤー氏によると、AIのトレーニング予算は1~2年ごとに10倍に増加する可能性があります。AI投資サイクルはまだ初期段階であり、導入が進むと新たな推論インフラが構築されると予想されています。

xAIとオラクルの提携

マスク氏のxAIは、クラウドコンピューティング企業オラクル(ORCL)と提携しています。オラクルは最近、エヌビディアとの新たなクラウドコンピューティングインフラ契約を締結し、来年度の設備投資を増やす予定です。xAIはAIチャットボット「Grok」の次期バージョンを動かすためのスーパーコンピューターを構築する計画を発表し、オラクルと共同でエヌビディア製チップの大規模なクラスタを構築する可能性があります。

まとめ

エヌビディアの株価は、AI市場の急成長とイーロン・マスク氏のxAIへの巨額投資により急上昇しています。今後もAI市場の動向に注目し、エヌビディアをはじめとする関連企業の成長を追い続けることが重要です。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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