ワークデイの株価下落は買いのチャンス?決算発表後の深掘り分析

  • 2024年2月27日
  • 2024年2月27日
  • BS余話

ワークデイ(WDAY)は2月26日のマーケット終了後、2024年1月31日に終了した第4四半期の決算報告を発表し、市場予想を上回る業績を達成しました。この記事では、その詳細と、2025年1月期に関する同社の業績見通し、さらに市場の反応について深掘りします。

決算ハイライト

  • 四半期売上高: 19億2200万ドルで、会社予想の19億1000万ドル及びファクトセットが調査したウォール街のコンセンサス予想19億1700万ドルをわずかに上回りました。
  • サブスクリプション収入: 17億6,000万ドルで、前年同期比18%の増加を達成し、市場の予想に一致しました。
  • 調整後1株当たり利益: 1.57ドルで、ウォール街の予想を10セント上回りました。
  • 非GAAP営業利益率: 24%で、会社の目標23.5%を上回りました。
  • フリーキャッシュフロー: 9億4800万ドルで、コンセンサス予想の7億4500万ドルを大幅に上回りました。

市場の反応

堅調な四半期成績にもかかわらず、ワークデイの株価は時間外取引で8%下落しました。これは、請求額がアナリストのコンセンサス予想にわずかに届かなかったことが原因かもしれません。しかし、アナリストはこの下落を大きな問題とは見ておらず、「大きな論点を覆すものではない」との見解を示しています。

2024年1月期と2025年1月期の見通し

  • 2024年1月期通期売上高: 72億6,000万ドルで、17%の増加を達成し、ガイダンスの72億5,000万ドルをわずかに上回りました。
  • 通期調整後利益: 1株当たり5.84ドルで、コンセンサス予想の5.75ドルを上回りました。
  • 2025会計年度サブスクリプション売上高ガイダンス: 17%〜18%増の77億2500万ドル〜77億7500万ドルと発表され、通期の非GAAPベースの営業利益率は24.5%になると明らかにされました。

投資家への影響

ワークデイの決算は、特にサブスクリプション収入の堅調な伸びを示しており、同社の長期的な成長潜在力を強調しています。ハイアードスコアの買収は、AIを活用した人材ソフトウェア市場への同社の足場を強化すると期待されています。しかし、株価の短期的な下落は、投資家にとって再評価の機会を提供するかもしれません。

まとめ

ワークデイの最新四半期決算は、同社が引き続き成長の軌道にあることを示しています。2025年1月期に向けた業績見通しが維持されていることは、市場の変動にもかかわらず、同社の安定性と将来性に対する自信の表れと言えます。

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