アマゾンの広告事業が導く株価210ドルへの道

アマゾン・ドットコム(AMZN)の広告事業はまだ始まったばかりで、長期的な成長の可能性が高いと、ウェドブッシュ証券のアナリストが指摘しています。

スコット・デビット氏率いるウェドブッシュのアナリストチームは、”Still Day One For Amazon Ads; The Everything Stock “と題したレポートを12月20日に発表し、「アウトパフォーム」の格付けを維持したまま、目標株価を180ドルから210ドルに引き上げました。153ドルあまりの現在の株価から37%あまりの上昇余地があると見る、強気の価格設定となっています。

アマゾンは2023年に約465億ドルの広告収入を生み出す見通しであり、グローバルなデジタル広告市場のシェアを今後数年間で引き続き拡大すると予想され、デビット氏らは、アマゾンの広告事業の機会はまだ開発の初期段階にあると指摘しています。

広告事業の成長を後押しする要因は多岐にわたります。その中でも特に、来年にPrime Videoへの広告の追加が予定されており、これがアマゾンのオーガニックな総商品価値(GMV)の成長と組み合わさり、プラットフォーム内広告の増加によって、コアリテールビジネスのGMV成長率を大幅に上回る持続可能な広告収入の増加をもたらすとデビット氏らは見ています。

今後の見通しについて、ウェドブッシュはアマゾンをインターネット銘柄におけるトップピックと位置付けています。リテール部門のマージンが継続的に向上し、Amazon Web Servicesの成長が比較的緩やかだった今年から加速し、広告収入の成長がデジタル広告業界全体を大きく上回ることから、2024年も特に良い位置にあると考えられています。

アマゾンの広告事業の発展は、今後も注目される分野です。デジタル広告市場のシェアを拡大することで、アマゾンはさらなる成長を遂げると見られています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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