アルファベット（GOOG／GOOGL）は7月25日、第2四半期決算を発表しました。予想を上回る業績を発表したことから、株価は25日のアフターマーケットで急騰、6%余り上昇しています。
同社は1株当たり1.34ドルのアナリスト予想に対し、1.44ドルの利益を計上しまた。
ファクトセットによると、売上高は746億ドルで、予想の728億5000万ドルを上回りました。グーグル検索＆その他のカテゴリの売上は4.8％増の426億3000万ドル、ユーチューブ広告の売上は4.4％増の76億7000万ドル。グーグルネットワークの売上は5％減の78億5000万ドルでした。
グーグルクラウドの売上高は前年同期比28%増の80.3億ドルとなり、市場予想を上回りました。クラウド事業の営業利益は、2022年第2四半期の5億9,000万ドルの営業損失に対し、3億9,500万ドルと過去最高を記録し、2四半期連続で黒字を確保しました。
ルース・ポラット最高財務責任者（CFO）は声明の中で、この結果は検索事業の回復力を反映したもので、検索とYouTubeも売上の伸びが加速したと述べています。また、クラウド事業の勢いのアピールもしています。
CEOのスンダル・ピチャイ氏は、「当社の製品と会社全体にエキサイティングな勢いがあり、それが今四半期の好調な業績を牽引した。AIにおける当社の継続的なリーダーシップと、エンジニアリングとイノベーションにおける当社の卓越性が、検索の次の進化を推進し、当社のすべてのサービスを向上させている」と述べています。
決算説明会でピチャイ氏は、人工知能へのさまざまな投資をアピールしました。また、ポラット氏は、検索広告収入の成長スピードに満足していると述べました。
クラウド事業では、AIに最適化されたインフラ、大規模な言語モデル、AIプラットフォーム・サービス、その他の新しい生成AIへの顧客の関心に幹部は興奮しているとポラット氏は述べています。
決算発表と同時にアルファベットは、、ルース・ポラットCFOが9月1日付けで新設する最高投資責任者（CIO）に就任すると発表した。同氏は、後任を探す間、CFOを兼務するとのことです。
同社によると、ポラット氏は同社のその他投資ポートフォリオを担当するそうで、「ルースは新しい役割において、政策立案者との連携を強化し、世界中の人々や経済に最大の経済効果をもたらすような企業投資を行う」と、ピチャイCEOは声明で述べています。
＊過去記事 アルファベット GOOGL