AIブームで爆上げ!?エヌビディアとブロードコムの今後の展望

資産運用会社バーンスタインのアナリストが6月20日、半導体銘柄のエヌビディア(NVDA)とブロードコム(AVGO)が人工知能(AI)半導体の需要増により大きな利益を享受すると指摘しました。本記事では、この2つの銘柄がどうして有望な投資先とされているのか、その詳細について解説していきます。

エヌビディア: AI生成における最良の選択肢

エヌビディアは、AI半導体需要の増大に対する最適な投資先だとバーンスタインの半導体アナリスト、ステイシー・ラスゴン氏は指摘しています。「本当に生成AIに投資したいのであれば、NVDAは依然として最良の選択肢である」と同氏は述べています。

ラスゴン氏はさらに、エヌビディアの今年の残りの財務ガイダンスには上方修正の可能性があるとも触れています。長期的には、「全体的な機会は依然として巨大であり、(現在の状況はそのまだ)早い段階だと考えている」と同氏は評しています。

ブロードコム: カスタムASICの強力な収益源

一方、ブロードコムはネットワークとカスタムASIC(application-specific integrated circuits)事業の両方から利益を得ており、ここに「本当のAIストーリー」があるとラスゴン氏は述べています。

ラスゴン氏は、ブロードコムが、半導体の売上の15% から来年は 25% を占めるようになるカスタムチップ事業の強さで他の業界を凌駕していると指摘し、「ブロードコムは、半導体の売上の見通しが良く、魅力的なバリュエーションから利益を得ている」と評価しています。

株価の動向

これらのポジティブな評価を受け、20日の取引ではエヌビディア株は2.61%増の438.08ドル、ブロードコム株は前日とほぼ同じ868.03ドルとなりました。ラスゴン氏は、エヌビディアとブロードコムの目標株価の475ドルと875ドルを維持するとしています。

さらに、過去1年間では、エヌビディアの株価は約160%上昇し、ブロードコムの株価は70%上昇しました。これは、ICE半導体インデックスを追跡する iシェアーズ・セミコンダクターETF(SOXX)の40%の上昇と比較しても、高い上昇率となっています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA 「ブロードコム:AI市場で次の巨人となるか?

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