TSMCの株価急騰!エヌビディアの注文増が背景に

半導体製造大手の台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)の米国預託証券(ADRs)が上昇しています。6月12日の終値は4.14%高の107.06ドルでした。

台湾経済日報が6月11日に報じたところでは、エヌビディア(NVDA)からの注文増加により、TSMCの5nm(ナノメートル)トランジスタ製造工程の稼働率が以前の50%を超える水準から現在は70〜80%へと大きく上昇しているそうです。

TSMCには、最大で月に130,000枚の5nmウェハーを製造する能力がありますが、現在はエヌビディアからの追加注文により、約90,000〜100,000枚のウェハーを毎月生産しているそうです。この追加注文は7月に納品予定とのことです。

エヌビディアは今年、ハードウェアとソフトウェアの販売を通じてAIブームから大きく利益を上げると予想されています。スマートフォンとPCの需要の不振により業績悪化が懸念されていたTSMCですが、AIブームの恩恵を受けることで息を吹き返す可能性が出てきました。

*過去記事「TSMCの将来性:好転の兆しと続く課題

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