配当利回り7%超:エンブリッジへの投資でパッシブ・インカムを増やす方法

パッシブ・インカムの増加という目標を追求するには、高配当株への投資が一つの有効な手段です。その中でも、特にエンブリッジ(ENB)はその魅力を如実に示しています。本記事では、エンブリッジの優れた特徴と配当金投資による収益増加の可能性について掘り下げます。

エンブリッジの強み:安定した配当と強固な財務基盤

エンブリッジはカナダのエネルギーインフラ大手で、現在7%を超える配当利回りを提供しています。これはS&P 500の配当利回り約1.7%の数倍に相当します。さらに、エンブリッジは28年連続で配当を増やしています。その継続性と高い利回りにより、パッシブ・インカムの増加を目指すための中心となることができる銘柄です。

エンブリッジの強みは、その安定した配当と強固な財務基盤にあります。低リスクなパイプライン・ユーティリティ・ビジネスモデルは、長期契約と政府規制の料金体系により安定したキャッシュフローを生み出します。さらに、妥当な配当性向と投資適格の強力なバランスシートにより、成長資金の調達に必要な財務的柔軟性を確保しています。

エンブリッジの成長性:有機的拡大プロジェクトへの投資

エンブリッジは安定したキャッシュフローとバランスシート能力を活かし、毎年最大60億カナダドル(44億ドル)を有機的拡大プロジェクトやタックイン買収に投資しています。その中には、天然ガスパイプラインの拡張や洋上風力発電所など、新エネルギープロジェクトも含まれています。

同社は現在、2028年までに170億カナダドル(125億ドル)の商業的な拡張プロジェクトを予定しています。さらに、数十億ドルの有機的拡大プロジェクトを開発中です。

同社は、4つのコアビジネス(液体パイプライン、ガス輸送、ガス配給・貯蔵、再生可能エネルギー)すべてにおいてプロジェクトを展開しています。注目すべきプロジェクトは以下の通りです。
・カナダにおけるT-NorthおよびT-South天然ガスパイプラインの拡張
・Woodfibre LNGへの投資
・ヨーロッパにおける複数の洋上風力発電所

同社の拡張工事のほとんどは、天然ガスや再生可能エネルギーなど、より低炭素なエネルギーをサポートしています。一方、再生可能な天然ガス、ブルーアンモニア、炭素回収・貯留など、建設中および開発中の新エネルギープロジェクトもいくつかあります。

中期的に毎年5%の増配の可能性

これらの拡張プロジェクトの一部は、世界がよりクリーンな代替エネルギーへとシフトしていく中で、エンブリッジが安定的かつ持続可能なキャッシュフローを生み出すのに役立ちます。

同社は、拡張プロジェクトのバックログと開発パイプラインにより、将来の成長について多くの見通しを持つことができます。エンブリッジは、2025年まで1株当たりのDCFを年平均3%程度で成長させると予想していますが、これは税制上の逆風が一部の有機的成長を相殺するためです。

2025年以降は、1株当たりDCFで年率5%程度の成長が見込まれます。このような見通しから、エンブリッジは中期的に毎年1株当たり5%もの増配が可能であると見られています。

エンブリッジの配当は今後も成長を続け、投資家のパッシブ・インカムの源泉となることが期待できます。

高配当株投資としてのエンブリッジ

パッシブ・インカムを追求するなら、エンブリッジのような高配当株への投資は欠かせません。エンブリッジは平均以上の利回りを誇り、強固な財務基盤に支えられているため、今後も成長を続けることが予想されます。そのため、資金に余裕があるときに、エンブリッジの株を買い続け、持ち株を増やしていくことがおおすめです。

*過去記事 配当株

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