8月14日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年8月14日(金)の米国株式市場は、主要3指数がそろって小幅に下落しました。ダウ平均は0.20%安の53,732.41、S&P 500は0.17%安の7,785.76、ナスダック総合指数は0.28%安の26,729.16でした。一方、S&P 500は週間では上昇し、3週連続高となりました。VIX指数は14.30まで低下し、市場の警戒感は限定的です。米2年債利回りは4.17%、10年債利回りは約4.7%へ上昇し、市場では9月FOMCで金利据え置きとなる確率を約3分の2とみています。イラン情勢を受け原油価格は上昇しましたが、株式市場への影響は限定的でした。来週はホーム・デポやウォルマートなど小売企業の決算が注目されます。

以下は、14日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

アンユージュアル・マシーンズ(UMAC)

株価変動: +24.34%
詳細: ドローン関連機器や部品を手掛ける企業です。トランプ政権がドローン輸入に関税を課したことで、米国内のドローン・防衛関連企業が恩恵を受けるとの期待が高まりました。関連銘柄の中でも特に大きく上昇しました。

レディット(RDDT)

株価変動: +12.55%
詳細: ソーシャルメディアプラットフォームを運営する企業です。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが、レディットを翌週18日からS&P 500の構成銘柄に採用すると発表したことが好感されました。買収予定のアバロンベイ・コミュニティーズに代わって指数へ組み入れられます。
*関連記事「レディットがS&P 500入りへ 年初来31%下落のRDDT株の反転のきっかけとなるか

インテュイティブ・マシーンズ(LUNR)

株価変動: +8.26%
詳細: 月面探査や宇宙インフラ事業を展開する企業です。第2四半期の売上高が前年同期比310%増加したことを受け、シュティフェルが投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げました。目標株価は32ドルから26ドルへ引き下げられたものの、買い推奨への変更が好感されました。

サンディスク(SNDK)

株価変動: +7.39%
詳細: NANDフラッシュメモリを手掛ける半導体企業です。インベスター・デーで発表した強気の中長期成長計画について、複数のウォール街の証券会社が前向きな評価を示したことから買いが続きました。8月14日の終値は1,640.59ドルとなりました。
*関連記事「サンディスク株にウォール街が強気 目標株価2,250ドルと「NAND市場7倍」の衝撃

シーゲイト・テクノロジー(STX)

株価変動: +5.65%
詳細: データセンター向けを中心にハードディスクドライブ(HDD)を手掛けるストレージ大手です。サンディスクの強気な長期成長見通しを背景に、データストレージ関連株への買いが広がり、株価が上昇しました。

ルメンタム・ホールディングス(LITE)

株価変動: +5.19%
詳細: 光通信部品やレーザー製品を手掛ける企業です。AIデータセンター向けの高速光通信需要への期待が続く中、半導体・AIインフラ関連株への買いが広がり、株価が上昇しました。

オンダス(ONDS)

株価変動: +3.70%
詳細: 自律型ドローンや産業向け無線通信システムを展開する企業です。米政府によるドローン輸入関税を受け、米国内のドローンメーカーや防衛関連企業への需要が高まるとの期待から株価が上昇しました。

クラトス・ディフェンス&セキュリティ・ソリューションズ(KTOS)

株価変動: +2.85%
詳細: 無人航空機やミサイル、防衛システムなどを手掛ける企業です。トランプ政権によるドローン輸入関税を背景に、米国内の防衛・無人航空機メーカーに追い風となるとの期待から買われました。

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: +2.30%
詳細: DRAMやNANDフラッシュメモリを手掛ける大手半導体メーカーです。サンディスクが示した強気の長期見通しを受け、メモリ市場全体の需給改善や価格上昇への期待が高まりました。

エアロバイロメント(AVAV)

株価変動: +1.78%
詳細: 軍事用ドローンや無人航空システムを手掛ける防衛関連企業です。米政府によるドローン輸入関税を受け、国内メーカーの競争環境が改善するとの見方から株価が上昇しました。

シェブロン(CVX)

株価変動: +1.16%
詳細: 米国を代表する石油・天然ガス大手です。原油価格の上昇を受けてエネルギー株に買いが入り、株価が上昇しました。

インテル(INTC)

株価変動: -1.97%
詳細: CPUや半導体製造事業を展開する米国半導体大手です。半導体関連株の一部が上昇する一方、インテル株は売りに押されました。

ワークデイ(WDAY)

株価変動: -3.76%
詳細: 人事・財務管理向けクラウドソフトウェアを提供する企業です。前日はプライベートエクイティ大手シルバーレイクが買収を検討しているとの報道を受けて17.78%急騰しましたが、8月14日は利益確定売りなどから反落しました。

ヨーク・スペース・システムズ(YSS)

株価変動: -5.04%
詳細: 衛星や宇宙関連システムを手掛ける企業です。米国政府による宇宙機システムの調達方法の変化などを背景に、通期業績見通しを大幅に引き下げたことが嫌気されました。

アプライド・マテリアルズ(AMAT)

株価変動: -5.12%
詳細: 半導体製造装置の世界大手です。四半期決算では売上高と利益が堅調だったものの、第3四半期に2億2,000万ドルの未実現投資損失を計上したことが嫌気され、株価が大幅に下落しました。

ブロードコム(AVGO)

株価変動: -5.94%
詳細: AI向けカスタム半導体やデータセンター向けネットワーク製品、インフラソフトウェアを手掛ける半導体大手です。8月14日は弱い経済指標などを受けてハイテク株や半導体株に売りが広がり、ブロードコムも大幅に下落しました。AI・半導体関連株で利益確定売りが強まったことに加え、市場全体でリスクを抑える動きが広がったことが株価の重荷となりました。

*過去記事 株価変動

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