リヴィアン 売上高の未達と弱い見通しで急落

電気自動車メーカーのリヴィアン・オートモーティブ(RIVN)が2月28日の市場終了後に第4四半期決算を発表しました。

売上高は、前年同期の5,400万ドルから6億6,300万ドルに急増しました。収益面では前年同期の25億ドル(1株当たり4.83ドル)の損失から、第4四半期は17億ドル(1株当たり1.87ドル)の損失となりました。

ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想は売上高7億2400万ドルで1株当たり1.96ドルの損失となっていました。損失の幅は縮小できたものの、売上は予想に届きませんでした。

最高経営責任者RJスカリンジ氏は、決算後のアナリストとの電話会議で、「供給制約は、圧倒的に大きな制約だ」と述べるなど、サプライチェーンの問題で苦戦し続けて販売台数が縮小していることを同社の幹部は認めており、「課題」は2023年まで続くと予想しています。

リヴィアンは2022年に24,337台を生産し、ガイダンスの25,000台をわずかに下回りました。2023年の生産台数については5万台のガイダンスを示しています。ウォール街のコンセンサス予想は62,200台程度でした。

また、同社が初めて車両予約に関する最新情報を提供しなかったことが不安要素として指摘されています。ルーシッド(LCID)などの他のEVメーカーは予約件数の減少を報告していますが、スカリンジ氏は電話会議で、リヴィアンの注文書に関する質問を避け、金利上昇や他の需要圧迫要因にもかかわらず、「我々が持つ需要バックログは非常に強固だ」と述べるにとどめています。

リヴィアンの株価は過去1年で約71%下落していますが、2月28日の通常取引の終値が4.6%高だった後、決算発表後の時間外取引で9.43%安の17.48ドルと急落しています。

*過去記事はこちら リヴィアン RIVN

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