ロク 予想以上の好決算を発表し時間外で更に上昇

ストリーミングTVソフトウェアおよびハードウェア企業であるロク(ROKU)は2月15日のマーケット終了後に第4四半期決算を発表しました。

売上高は8億6710万ドルで1株当たり1.70ドルの純損失を計上。ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想は、売上高8億300万ドルで1株当たり1.72ドルの純損失となっていました。

第1四半期については、売上高約7億ドルとのガイダンスを示しました。

アンソニー・ウッドCEOとスティーブ・ルーデンCFOは、「第4四半期は広告市場全体が低迷したが、第1四半期は今のところレストラン、旅行、消費財、健康・福祉関連企業の支出が回復しつつある。(しかしその一方で)メディアとエンターテインメントの広告には、今期も圧力がかかっている」と株主宛のレターに書いています。

第4四半期の売上の大部分はプラットフォーム部門によるもので、7億3130万ドルの売上を計上しました。ユーザーがプラットフォームにアクセスするためのデバイスの売上高は1億3580万ドルとなっています。

ウッド氏とルーデン氏は、2023年第4四半期までに、前年同期比の費用の伸びが第1四半期の40%から1桁に減少すると予想しています。

また、「景気循環の圧力が我々のビジネスに影響を及ぼしている一方で、2つのことが言える。 それは、当社のビジネスを支える長期的なトレンドが損なわれていないことと、当社の規模、事業展開、イノベーションの組み合わせにより、市場が回復した際に当社が非常に有利な立場にあるということだ」と述べています。

キャッシー・ウッド氏のアーク・イノベーションETF(ARKK )の上位銘柄として知られるロクは、今年に入ってから55%も株価が上昇していますが、それでも株価は1年前に比べて61%も下落しています。

同社は1月5日に世界のアクティブアカウント数が7000万を超え、2021年末の6010万から増加したと発表しました。また、ストリーミング時間は第4四半期に239億時間、通年では874億時間を記録したということです。

ロクの株価は2月15日の通常取引で12%高の63.49ドルと大きく上昇しましたが、決算発表を受けてアフターマーケットでさらに大きく上昇、15日の終値に対し10.36%高の70ドルで取引されています。

*過去記事はこちら ロク ROKU

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