トレードデスク ガイダンスが予想を下回り下落

デジタル広告購入プラットフォームのトレードデスク(TTD)が11月9日のマーケットが始まる前に第3四半期決算を発表しました。

売上は3億9500万ドルで、前年同期比31%増となり、同社が目標としていた3億8500万ドルを上回り、アナリストのコンセンサス予想3億8620万ドルも上回りました。非GAAPベースの利益は1株当たり26セントで、コンセンサス予想の22セントを4セント上回りました。

調整後Ebitda(金利・税金・減価償却費控除前利益)は、前年同期比41%増の1億6300万ドルで、こちらもガイダンスの1億4000万ドル、コンセンサス予想の1億4100万ドルともに上回りました。これは、デジタル広告業界の他の企業よりもはるかに高い成長率です。

共同創業者でCEO のジェフ・グリーン氏はアナリストへの決算説明会で「前年同期比31%増の売上となり、非常に好調な四半期となりました。広告主が当社のプラットフォームを通じて、オープンなインターネット上でのデータ駆動型広告の精度と関連性を受け入れているため、当社はシェアを拡大し続けています。」と述べています。

しかし、第4四半期のガイダンスは、あまり印象的ではありませんでした。

12月までの3ヶ月間、同社は売上高を24%増の4億9000万ドルと予想していますが、これは第3四半期から急減速し、アナリストのコンセンサス予想である5億900万ドルを大きく下回るものです。調整後Ebitdaは2億2,900万ドルと、コンセンサス予想の2億2,500万ドルをわずかに上回ると見ています。同社は、第4四半期の政治広告は、第3四半期の約2倍になると述べています。

グリーン氏は電話会議で「多くの人が厳しいマクロの環境と呼んでいる中でも、当社はライバル会社よりも速い成長を続けています。そうしたマクロ的な課題から免れることはできまんせが、当社は今後もアウトパフォームを続けることができると確信しています」と述べています。

トレードデスクの株価はこの決算発表後、急上昇しましたが、その後反転して下落しており、この記事を書いている時点(米国東部時間12:54PM)では6.13%安の40.71ドルで取引されています。

*過去記事はこちら トレードデスク TTD

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