アプライドマテリアルズ 前途は明るいと自信を示すも株価は下落

  • 2022年8月20日
  • 2022年8月20日
  • BS余話

半導体製造装置メーカーのアプライド マテリアルズ(AMAT)が8月19日の市場が開く前に同社の第3四半期決算を発表しました。現在進行中の第4四半期について予想上回る売上高のガイダンスを示しましたが、19日の午前中の市場では約3%安となっています。

同社の第3四半期の売上高は5.2%増の65億2000万ドルで予想を上回り、1株当たり1.94ドルの調整後利益を計上して、こちらも予想の1.79ドルを上回りました。調整後の売上総利益率は、前年同期の48%に対し46.2%となりました。

第4四半期については、売上高を約66億5,000万ドル、調整後利益は1株当たり1.82ドル〜2.18ドルになるとの予想を示しました。この予想には「継続的なサプライチェーンの課題による予想される影響が含まれている」と述べています。

「アプライド マテリアルズは四半期ベースで過去最高の売上高を達成しましたが、サプライチェーンの課題が続いており、需要に対応することが困難な状況です」とCEOのゲイリー・ディッカーソン氏は述べながらも「マクロ経済の逆風を乗り切る自信があり、半導体市場の長期的な強さと当社の大きな成長機会に対して非常に前向きな姿勢を保っています。」と将来については強気です。

ディッカーソン氏はまた、電話会議でアナリストや投資家に対し「長期的成長を支える研究開発プログラムや戦略的事業能力に十分な資金を確保しながら」採用を減らしていくとも述べています。

この発表を受け、キーバンクのアナリストは、「高水準で売上が横ばいになっており、成長がなければ利益率の拡大も難しい」と予想し、同銘柄のセクターウェイトのレーティングを維持しています。

*過去記事「ファンドマネジャーが推奨する割安に見える半導体関連株9つ

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