デジタルオーシャン 第2四半期決算発表後に上昇

中小企業向けクラウドコンピューティングサービスを提供するデジタルオーシャン(DOCN)は8月8日の市場終了後に第2四半期決算を発表しました。

第2四半期の売上高は、前年同期比29%増の1億3390万ドルで、同社のガイダンスである1億3300万〜1億3500万ドルの中間値でしたが、アナリストのコンセンサス予想の1億3440万ドルはわずかに下回りました。

調整後ベースでは1株当たり20セントの収益を上げ、同社のガイダンス9~10セントとコンセンサス予想10セントの両方を大きく上回りました。非GAAPベースの営業利益率は17%で、会社ガイダンスの13%〜15%を大きく上回りました。一般に認められた会計原則では、この四半期は620万ドルの損失、1株あたり6セントの損失となっています。

ユーザー1人当たりの平均売上高は71.76ドルで、前年同期比24%増。月額50ドル以上の顧客は16%増の10万5000人で、全体の売上高の85%を占めています。

第3四半期の見込みについては、売上高は1億4550万ドル〜1億4700万ドル、調整後の利益は1株当たり22セント〜23セントになると見ています。

通期については、売上高を前年比約32%増の5億6400万ドル〜5億6800万ドルとする見通しを継続しています。通期の調整後営業利益率は従来の13%から16%に、非GAAPベースの利益は従来の70セントから71セントに引き上げ、74セント〜75セントになると見ています。

2023年に同社を退任することをこの日発表したCFOのビル・ソレンソン氏は、同社が不透明なマクロ経済や地政学的な状況に対処するため、3つの重要なステップを踏んだと述べています。

そのひとつが同社が5月に発表した7月1日から実施予定の平均約11%の値上げ。二つ目が、コストの削減。三つ目が、新規顧客の獲得の方法をセルフサービスモデルに大きく依存してきたこれまでのやり方を改め、より大規模な顧客を獲得するために営業スタッフを拡充したことだと説明しています。

同氏によると、欧州とアジアの一部の顧客からの伸びが若干緩やかになっているものの、解約が増える兆候はないとのことです。

デジタルオーシャンの株価は8月8日の通常取引で4.5%上昇しましたが、決算発表後のアフターマーケットでさらに上がって3.28%増の49.44ドルで取引されています。

*過去記事はこちら デジタルオーシャン DOCN

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