ハイテク株買い増しの好機と著名アナリストが主張

米連邦準備制度理事会(FRB)の野心的な利上げ計画によって投資家がハイテクセクターから離れるとともに、景気後退が間近に迫っているのではないかという懸念も高まって、ハイテク株にとっては厳しい1年となっています。

しかし、だからといって、投資家はこのセクター全体を見限る必要はない、とウェドブッシュの著名アナリスト、ダニエル・アイブス氏が述べています。むしろ、経済の混乱は、投資家がハイテク企業の株を買い増す好機となる可能性があると同氏は見ています。

同氏は、「我々は、クラウド、サイバーセキュリティ、新しいデジタル時代などを促進する長期的なドライバーは、この経済の不安定な時期にもかかわらず、消えることはないと信じている」と述べています。

同氏の基本シナリオは、ウォール街がすでに現在のハイテク株に軽い景気後退を織り込んでいるため、2023年の予測値が今日からさらに5%下がるというもので、その場合、マイクロソフト(MSFT)、セールスフォース(CRM)、アップル(AAPL)などの銘柄にはリスクとリターンが有利に設定されていると同氏は見ています。

同氏はサイバーセキュリティの分野にも関心があり、パロアルトネットワークス(PANW)、Zスケーラー(ZS)、テナブル・ホールディングス(TENB)、フォーティネット(FTNT)、サイバーアーク・ソフトウェア(CYBR)などが同氏のお気に入りです。

クラウドベースのシステムへの移行はまだ40%程度しか完了しておらず、今後大規模なデジタル成長が見込まれ、クラウド関連銘柄に恩恵をもたらすと同氏は考えています。

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