ファイバー 顧客を420万人に増やした今が買いのチャンス

企業と遠隔で働くフリーランサーをつなぐファイバー(FVRR)は、最近発表した第4四半期が非常に好調だったことにより、同社の成長に疑念を抱く人が間違っていることを証明しました。
*「ファイバー 決算発表を受け一時19%上昇

フリーランスの需要が高水準で推移するかどうかという疑念もあり、ファイバーの株価は史上最高値から78%近くも下落しましたが、パンデミックが終わり、労働者がオフィスに戻るなかでも、ファイバーは企業からの需要を増やし続けています。同社は、顧客数を420万人に増やし、過去最高の顧客数を記録しました。

フリーランス・プラットフォームのリーダーとして、ファイバー は、需要が続く限り、この分野で成功を収め続ける態勢を整えています。

オービス・リサーチのレポートによると、2021年から2026年にかけて、世界中のフリーランス・プラットフォームは年平均成長率15.3%で成長すると推定されています。ファイバーは、すでに成功を収めており、この成長を取り込むポジションにあります。

同社のバイヤーは、過去1年間に340万人から420万人に急増し、ほぼ24%の成長を示しています。これは、世界がパンデミックから脱却しても、需要が高まっていることを示しています。

さらに、バイヤーはファイバーでより多くの支出をしています。バイヤー1人あたりの平均購入額は2021年に前年比18%増の242ドルとなり、ファイバーの大口の購入者は増えています。

500ドル以上使う顧客は今や売上の63%を占め、1万ドル以上使う顧客の数は、他のどの購入者グループよりも速いペースで増加しています。

大口購入者が平均より早く成長するこの傾向は、一部の購入者がフリーランスの仕事に大きく依存していることを示しています。この結果、同社は、フリーランス業界が今後も存続することを証明しつつ、より安定した売上額を見込むことができます。

ファイバーは、購入者数の増加やユーザー単価の上昇を、価格政策を駆使することで実現しています。同社は過去1年間、一貫してテイクレートを上げており、1回の取引でより多くの収入を得ることができます。

第4四半期は、前年同期より2ポイント高い29.2.%に上昇しました。これは、同社の製品がいかに購入者に支持されているかを示しています。価格の上昇にもかかわらず、これらの顧客はギグワーカーを見つけるためにファイバーに通い続けています。

同社が製品を改善する方法の一つは、フリーランサーと購入者の双方にとってより良い体験を生み出すために多額の投資を行うことです。

同社は、第4四半期に「ファイバー・インスパイア 」を発表しました。これは、バイヤーがフリーランサーの仕事を閲覧して、自分のニーズに最も適した労働者を判断できるようにするカタログです。

また、同社は、ギグワーカーの成功を支援する無料のワークショップやその他の学習ソースを提供することで、フリーランサーにとって同社のサービスをより価値のあるものにしています。

その結果、ファイバーの売上は爆発的に伸びています。第4四半期の売上は前年同期比43%増の8,000万ドルとなりました。

2021年はより良いプラットフォームへの投資に注力したため6,500万ドルの損失を出しましたが、年間3,550万ドルのフリーキャッシュフローを生み出し、1億9,200万ドル以上の現金と短期投資を保有しているため、長期にわたって投資を続けても心配ありません。

リピーターが増え続けるユーザーベースと、大口購入者層の加速が相まって、継続的な成功につながる可能性があります。

同社はアップワーク(UPWK)のような他のプラットフォームとの競争に直面していますが、ファイバーのプラットフォームの成長はアップワークよりもはるかに速く勢いを増しています。2019年以降、ファイバーの売上が300%近く伸びているのに対し、アップワークは108%の成長にとどまっています。

ファイバーの顧客基盤が420万人なのに対し、アップワークは77万1000人に過ぎず、この基盤の成長率は、2021年の第4四半期でアップワークが前年比22%に対し、ファイバーは23%とやや高いペースで伸びています。

株価が大きく下落する一方で、売上が拡大しているため、ファイバーの評価額はバリューの領域に入っています。株価は売上の9倍以下で取引されており、成長がはるかに速いにもかかわらず、売上の6倍というアップワークの評価に迫る勢いです。

このバリュエーションと、業界における同社のリーダーシップが拡大している今の状況は、ファイバー の株を購入する絶好の機会であるように見えます。

*過去記事はこちら ファイバー FVRR

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