アップル 10年以内にiPhoneをARヘッドセットに置き換え?

アップル製品のリーク情報で知られる、TFI アセット・マネジメントのアナリストであるミンチー・クオ氏が、アップル(AAPL)は2022年の第4四半期にAR(拡張現実)ヘッドセットを発売し、今後10年間で10億台以上の新デバイスを販売する可能性があると、11月26日付けのリサーチノートで主張しています。

同氏はアップルの将来のハードウェア製品について詳細な予測を行っています。クオ氏がアップルのAR市場におけるデザインについて議論したのは今回が初めてではありませんが、最新のノートには、アップルの新しいデバイスの可能性に対するデザインと戦略に関する新たな情報が含まれています。

クオ氏は、このARデバイスが「Macレベル」の演算能力を持ち、Macbookに搭載されているM1プロセッサに似たチップを含む2つのプロセッサと、センサー関連の演算処理を行う2つ目のプロセッサを搭載すると予測しています。

また、アップル ARヘッドセットには、ソニーの4K Micro OLEDディスプレイが2つ搭載され、バーチャルリアリティアプリケーションにも対応できるパワーを持つと予測しています。そして、このヘッドセットは、MacやiPhoneとの連携に頼ることなく、独立して動作するだろうと述べています。

またクオ氏は、アップルの目標は10年以内にiPhoneをARハードウェアに置き換えることだとして、現在のiPhoneのインストールベースに基づくと、新しいデバイスは今後10年間で10億台以上の市場機会があると断言しています。

クオ氏は「ARヘッドセットがMacやiPhoneの付属品としてのみ位置付けられるのであれば、製品の成長には寄与しない」とし、「独立して動作するARヘッドセットは、独自のエコシステムを持ち、最も完全で柔軟なユーザー体験を提供することを意味する」と述べています。

アップルのARへの関心については、2017年にウォール・ストリート・ジャーナル紙が「アップルがARハードウェアの市場を支配する計画を立てている」と報じて以来、何度か報道されています。

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