リヴィアンが上場、時価総額は859億ドルに

リヴィアン・オートモーティブ(RIVN)の上場初日は、期待外れではありませんでした。全電気式トラックメーカーの株価は11月10日に29%以上上昇し、同社の時価総額は従来の最大手自動車メーカーのいくつかを超えました。

リヴィアンの株式は106.75ドルで始まり、公募価格から22.73ドル上昇して100.73ドルで終了しました。

9日の終わりに、リヴィアンは1億5,300万株を78ドルで売却し、119億ドルを調達したとのことです。同社は1億3,500万株を57~62ドルで売り出すことを申請していましたが、目論見書によると、11月5日に価格帯を72~74ドルに変更しています。

今回のリヴィアンの発行額は119億ドルで、今年の新規発行額としては最大規模となります。また、ディールロジックのデータによると、1995年以降の米国におけるIPOの中で7番目に大きいものとなっています。

2014年にアリババ・グループ・ホールディング(BABA)が250億ドルで市場デビューしたのが、過去26年間で最大のIPOとなっており、2008年にビザ(V)が197億ドルで上場したのが2位となっています。3位は2010年に上場したゼネラル・モーターズ(GM)で、181億4,000万ドルを調達しました。

EV専業のIPOとしては中国の小鵬汽車(シャオペン、17億ドル)を上回り、過去最大となりました。10年に上場したテスラ(TSLA)の調達額は2億6000万ドルでした。

100.73ドルとなったリヴィアンの評価額は、発行済み株式数8億5280万株から計算すると859億ドルになります。これは、リヴィアンの時価総額が、水曜日に評価額が860億ドルだったゼネラルモーターズとほぼ同じであることを意味します。

リヴィアンは、リヴィアンの投資家であるフォード・モーター(F)の時価総額774億ドル、そして10日の終値で495億ドルの時価総額となった本田技研工業(HMC)よりも大きくなりました。

完全希薄化ベースでは、リヴィアンの評価額は1,008億ドルに跳ね上がります。

*過去記事はこちら「リヴィアン RIVN

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