エアビーアンドビー 旅行の回復により「過去最高の四半期」に

決算を発表したエアビーアンドビー(ABNB)の株価は、11月4日の市場終了後の時間外取引でじりじりと上昇しました。

第3四半期の売上高は22億ドルで、前年同期比67%増、パンデミック前の2年前の水準を36%上回り、ストリートのコンセンサスである21億ドルを上回りました。

予約総額は119億ドルで、前年比48%増、2年前比24%増となりました。「宿泊・体験」の予約件数は7,970万件で、前年比29%増、2年前比7%減となりました。

純利益は8億3,400万ドル(1株当たり1.34ドル)で、四半期としては過去最高の利益となり、前年同期比で280%増加し、1株当たり75セントというコンセンサス予想を大きく上回りました。

「今年初めに始まった旅行需要の回復が第3四半期に加速した結果、過去最高の四半期となりました」と同社は株主への手紙で述べています。

「売上高と純利益は過去最高となりました。調整後のEBITDAは10億ドルを超え、こちらも過去最高となりました。今年の夏は、予防接種を受ける人が増え、渡航制限が緩和されたことで、ゲストの累計到着数が10億人という大きな節目を迎えました。ホストの売上は第4四半期に過去最高の128億ドルに達し、アクティブ・リスティングは引き続き増加しています。」

第4四半期の売上高は、13億9,000万ドルから14億8,000万ドルの範囲と見ており、14億4,000万ドルというストリートのコンセンサス予想と一致しています。

第4四半期の調整後のEBITDAマージンは、1年後、2年後ともに第3四半期よりも大きな拡大を示すはずだとしています。

同社は、「第4四半期は、旅行規制の解除と世界的なワクチン接種の進展が、第4四半期から2022年にかけての宿泊と体験の予約数の増加に引き続きプラスの効果をもたらしています。2021年第4四半期の宿泊数および体験予約数は、2020年第4四半期の水準を大幅に上回り、2019年第4四半期の水準に近いものになると予想しています」と述べています。総予約数は2020年第4四半期と2019年第4四半期の両方のレベルを大幅に上回るはずとのことです。

「2022年に向けては、ワクチン接種の進捗と2021年第4四半期の海外旅行の回復が、新年に向けた成長のための重要なテーマとなるでしょう」 と同社は付け加えています。

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