スノーフレークはまだ割高

ニーダムのアナリスト、ジャック・アンドリュース氏は5月3日にスノーフレーク(SNOW)のカバレッジを開始、「ホールド」の評価を付けました。

スノーフレークは、2012年に設立され2020年に株式公開したデータレイク、データウェアハウス、およびデータ共有システムを提供する企業である。現在の顧客数は3,000を超え、そのうちFortune 500社に含まれる企業が30%近くを占めている。 同社のデータレイクには、非構造化データと半構造化データを格納することができる。これらのデータを用いて分析を行い、洞察を構築しデータウェアハウスに保存することが可能になる。 また、同社のデータ共有機能により、企業は、従来の数か月かかるプロセスと比較して、ほぼ瞬時にデータを簡単に購入および取り込むことができるようになる。 同社のすべてのデータソリューションは、さまざまなパブリッククラウドで使用することができる。

出所:マネックス証券銘柄スカウター

スノーフレークの株価は荒れています。急成長中のクラウド型データウェアハウス・ソフトウェア企業である同社は、昨年9月に1株120ドルで上場し、245ドルで取引が開始され、昨年末には一時429ドルの高値で取引されました。しかし、株価はその後、大きく下落。5月3日の終値は前日比-3.47%の223.55ドルとなっています。

カバレッジを開始したアンドリューズ氏は、スノーフレークのファンダメンタルストーリーに感銘を受けながらも、史上最高値から50%近く後退した後も、バリュエーションを懸念しているということです。

同氏は格付けを行っただけで、目標価格を発表していませんが、そのコメントを見る限りでは、はるかに低い評価額が適切であると考えているようです。

「スノーフレークの現在の評価額は、楽観的なシナリオを考慮したものであり、多くの投資ポジティブ要素がかなり組み込まれている」とし、市場は今後10年間、年率40%近くの収益成長を見込んでおり、これにより同社は最大の公開ソフトウェア企業の1つになると分析しています。

また、スノーフレークの株価は、他の高成長ソフトウェア企業の約2倍である、売上高の35倍の倍率で取引されていると指摘しています。

「同社は、データウェアハウスを新たなビジネスユニットに普及させるという価値提案を、健全な状態で数年間続けることができるはず」とする一方で、現在の評価額では、同社はソフトウェアの最高レベルの成長を実現し続けなければならず、競合他社の再設計されたソリューションが市場で支持されつつある現状では、これはより困難になるとしています。

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