トップアナリストのお奨めネット株9つ

インターネット・アナリストとして長年活躍してきたマーク・マハニー氏。シティグループに7年以上、RBCキャピタルに8年以上在籍した後、このほどエバーコアISIに籍を移しました。

4月5日から新しい職場で始動し、マハニー氏と彼のチームは、アウトパフォーム評価の22銘柄とインライン評価の14銘柄から成る36銘柄のカバレッジを開始しています。

オフラインビジネスの「継続的なデジタル・ディスインターミディエーション」により、2025年までにオンライン小売、旅行、広告などの分野で4兆ドルの支出増が見込まれるとする同氏。

コロナ禍が恒常的な需要とスケールメリットを主要なインターネットプラットフォームにもたらしたことを市場は十分に評価していないと考えています。

そんな同氏と彼のチームが9つの推奨銘柄をピックアップしています。

フェイスブック(FB)

同氏は、フェイスブックの前に広がる広告の市場規模を1兆ドル以上と考えており、Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppという世界で最も人気のある4つのアプリを同社が保有していることに注目しています。

フェイスブックには、利用状況に比べて十分に収益化されていない資産が数多くあるとし、「例えば、Marketplaceは2024年に最大30億ドルの売上を上げる可能性がある」としています。

目標株価:370ドル(4月5日終値308.91ドル)

アマゾン(AMZN)

マハニー氏は、小売、クラウド、広告、第三者販売、薬局などがアマゾンにとっての巨大な潜在的ターゲット市場であるとしています。

広告やクラウドといった急成長分野で、小売よりも高い利益率を実現していることを評価し、同社には「ハイテク業界で最高の経営陣」がいると考えています。現在の株価はその歴史的な価値からすると割安だとしています。

目標株価:4000ドル(4月5日終値3266.73ドル)

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)

ウーバーはほぼすべての国際ライドシェアリング市場で主導的地位を占めており、中国、ロシア、東南アジアの一部では主導的なプレーヤーに資本参加していると指摘。また、中国以外ではフードデリバリーの最大手であることも指摘しています。

同氏は、ウーバーがパンデミック後にライドシェアで力強い回復を遂げると考えており、フードデリバリーはパンデミックからの「構造的な勝者」であるとしています。

リフトよりもウーバーを、国際的なエクスポージャー、多様性、規模の大きさの点で気に入っているとのことです。

目標株価:74ドル(4月5日終値57.4ドル)

スポティファイ・テクノロジー(SPOT)

株価は直近のピークから20%以上下落しているものの、スポティファイが世界最大のオーディオストリーミングプロバイダーであることは明らかだと指摘。

スポティファイが一部の市場で価格を引き上げたことにより、ユーザー1人当たりの平均収入が安定し、収益の増加につながる可能性があるとしています。

目標株価:360ドル(4月5日終値273.3ドル)

ピンタレスト(PINS)

広告予算がインターネットで恒常的に使われるようになったコロナ禍の状況の中での「構造的勝者」。新しいツールや広告フォーマットを備えており、ソーシャル・コマースにおいて最高のパフォーマンスが期待できる銘柄のひとつ。

目標株価:97ドル(4月5日終値79.53ドル)

ジロー(ZG)

多くの人が在宅勤務を永続的に選択し、住宅販売が回復する可能性があることから、オンライン不動産会社のジローは「Covidの構造的勝者」であると同氏は考えています。同社のiBuyer事業の黒字化は近いとも見ているそうです。

目標株価:179ドル(4月5日終値137.21ドル)

ウィックス・ドットコム(WIX)

中小企業向けウェブサイトソフトウェアのプロバイダーであるウィックス・ドットコムが、SquarespaceやGoDaddyなどのライバル企業を押しのけて市場シェアで優位に立ち、パンデミックからの構造的な勝者になると同氏は見ています。決済などの新サービスが追い風になるそうです。

目標株価:370ドル(4月5日終値298ドル)

スティッチ・フィクス(SFIX)

人々が外出を再開してワードローブを補充することが、このオンライン・アパレル企業の追い風になると見ています。今年、来年と売上増が加速すると予想しており、特にクライアントが同社以外のアイテムを柔軟に購入できるようにした「Direct-Buy(ダイレクトバイ)」への移行を計画していることが後押しになるとしています。

目標株価:78ドル(4月5日終値48.23ドル)

グッドRxホールディングス(GDRX)

処方薬を安価で提供するためのデジタルヘルスケア・プラットフォームを展開している同社は、景気が回復し、医師や薬局の訪問者数が2020年の水準から回復することで利益を得るとしています。処方箋割引カードの分野では、グッドRxが明らかに市場をリードしているそうです。

目標株価:50ドル(4月5日終値40.02ドル)

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