暴落時に保有しておきたい株

  • 2021年2月26日
  • 2021年2月26日
  • BS余話

昨年3月のコロナ暴落時には、下げに強いポートフォリオ構成にしておけばよかったと悔やんだ人も多かったはず。そんな株価急落局面に備える株としておすすめなのがバーチュ・ファイナンシャルVIRT)です。

バーチュ・ファイナンシャルは、テクノロジーを駆使して世界の金融市場でマーケット・メイクを行い、市場に流動性を供給する大手金融会社である。事業は、マーケット・メイキング、約定サービス、コーポレートの各部門で構成されている。このうち、マーケット・メイキング部門が売上高に最も大きく貢献している。同部門は、世界の株式、オプション、債券、通貨、コモディティの現物・先物・オプション市場でマーケット・メイクを行っている。地域別では、米国が売上高の大半を占めるが、アイルランド、シンガポール、カナダ、オーストラリアなどでも事業を展開している。


出所:マネックス証券 銘柄スカウター

バーチュ・ファイナンシャルは、金融市場に流動性を提供する高頻度取引(HFT)会社です。通称マーケットメーカーと呼ばれる会社で、株式、債券、通貨、コモディティ、その他の証券の価格を取引所に提示し、各取引の売買価格のスプレッドから利益を得ています。

市場が乱高下すると流動性の必要性が高まり、マーケットメーカーへのニーズが高まります。市場の変動性が大きいほど、バーチュの売上は増えることになります。

ですから、その変動性がものすごく高まる時、すなわち、市場が暴落した場合には、バーチュはその恩恵を受ける会社となり、より高い売上と利益を手にすることができるというわけです。

2020年、バーチュ・ファイナンシャルの株価は64%上がりました。第4四半期には、パンデミックの影響でボラティリティと取引量のレベルが高まったため、売上は前年同期比69%増の6億7700万ドルとなりました。

2020年通年では、売上は113%増の32億ドル、純利益は11億ドルで、2019年の純損失1億3,370万ドル(会社買収費用による損失)から大きく改善。バーチュにとっては記録的な1年となっています。

2021年に入って株式市場は活発に動いています。1月の株式取引の1日平均取引量は147億ドルで、2020年の平均109億ドルを上回っています。ロビンフッダーのような個人投資家によって活性化されたマーケットの状況は、バーチュ・ファイナンシャルにとってはまさに朗報です。

値動きの激しい現在の市場にまさに適した株。急落時に持ってると苦痛を和らげてくれそうです。今、持ってればなあ(^^;)

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