10月20日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄


2026年10月20日(火)の米国株式市場は、小型株を中心に幅広い銘柄が上昇しました。ダウ平均は529.85ドル(1.02%)上昇して52,495.88ドル、S&P500は21.84ポイント(0.28%)上昇して7,712.57ポイント、ナスダック総合指数は6.07ポイント(0.02%)下落して26,424.82ポイントとなりました。小型株指数のラッセル2000は1.8%上昇し、約2カ月ぶりの大幅高となりました。
投資家がAI関連株から出遅れ銘柄やディフェンシブ株へ資金を移す動きが強まり、ヘルスケアセクターが上昇を主導しました。一方、ハイテク株は方向感に乏しく、市場の関心はスペースX、メタ、テスラの決算発表に向かっています。

以下は、20日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ブレイズ(BRZE)

株価変動: +51.70%
詳細: 企業向けの顧客エンゲージメントプラットフォームを提供するソフトウェア企業です。セールスフォースが同社を企業価値約57億ドルで買収すると発表したことを受け、株価が急騰しました。買収条件では、ブレイズのクラスA株主に対して1株当たり47.50ドルが現金で支払われます。これは前日の終値30.04ドルに対して約58%のプレミアムに相当します。セールスフォースは今回の買収を通じて、顧客対応やマーケティング分野での事業拡大を図ります。

エクイファックス(EFX)

株価変動: +11.31%
詳細: 消費者信用情報やデータ分析サービスを提供する米国企業です。決算で米国の住宅ローン関連事業の売上高が前年同期比15%増加したことが好感され、株価が上昇しました。住宅ローン金利の大幅な上昇によって市場環境が厳しくなるなかでも、同事業が成長を維持したことが注目されています。この日のS&P500構成銘柄で最大の上昇率を記録しました。

ハズブロ(HAS)

株価変動: +11.20%
詳細: 玩具やゲーム、エンターテインメント事業を展開する米国企業です。人気カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の売上高が前年同期比34%増加し、四半期として初めて6億ドルを突破したことが好感されました。同社のゲーム事業の好調さが業績を支え、株価は大幅に上昇しました。この日のS&P500構成銘柄で2番目に高い上昇率を記録しました。

スリーエム(MMM)

株価変動: +5.82%
詳細: 工業製品、電子材料、安全関連製品などを幅広く手掛ける米国の複合企業です。四半期決算の発表に加え、アマゾンとのデータセンター向け製品に関する取引を拡大したことが好感され、株価が上昇しました。AIインフラの拡大に伴うデータセンター関連需要を取り込む動きとして注目されています。
*関連記事:スリーエム株が急騰!好決算とアマゾンの60億ドル契約が示すAI関連株としての新たな可能性

コアウィーブ(CRWV)

株価変動: +1.65%
詳細: AI開発に必要なGPUコンピューティング能力を提供するクラウドインフラ企業です。AI関連株への売り圧力が強まるなか、株価は小幅に上昇しました。ただし、10月に入ってからの下落率は約30%に達し、過去1年間では50%以上下落しています。AIデータセンターの拡張に必要な巨額の借り入れと、その資金調達コストに対する投資家の警戒感が続いています。

ハリバートン(HAL)

株価変動: +1.91%
詳細: 石油・天然ガスの掘削や生産を支援する油田サービス大手です。四半期決算で中東地域の売上高が前四半期比8%増加し、前四半期に見られた減収傾向から回復したことが好感されました。同社は2027年の業績について暫定的な見通しも示しており、今後の中東市場での事業展開に関心が集まっています。

アップル(AAPL)

株価変動: -1.00%
詳細: iPhoneやMacなどの電子機器、各種サービスを展開する米国のテクノロジー大手です。投資会社ループ・キャピタルが投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げたことを受け、株価が下落しました。アップルが9月と12月のiPhone出荷台数を10%削減したとのデータを踏まえ、同社は目標株価も370ドルから330ドルへ引き下げました。記事時点の株価は340.35ドルでした。
*関連記事:アップル株に27%下落リスク!AI株急落を回避した勝ち組にアナリストが警告

SKハイニックス(SKHY)

株価変動: -2.16%
詳細: 韓国の大手半導体メーカーで、AI向け高帯域幅メモリー(HBM)の主要供給企業です。韓国のデータセンターインフラ企業エリスがIPO後に32%急落したことをきっかけに、AI関連企業への投資家心理が悪化しました。その影響がメモリー半導体関連株にも波及し、米国預託証券(ADR)が下落しました。

GEエアロスペース(GE)

株価変動: -3.65%
詳細: 航空機エンジンの製造や整備サービスを手掛ける米国の航空宇宙大手です。四半期決算では売上高や利益が市場予想を上回りましたが、株価は下落しました。投資家は好調な足元の業績よりも、2027年に航空機エンジンの補修部品や保守サービスなどを含むアフターマーケット事業の成長が鈍化する可能性を警戒したとみられています。
*関連記事:GEエアロスペースが好決算!受注49%増、通期見通し引き上げでも株価が伸び悩む理由

IREN(IREN)

株価変動: -4.00%
詳細: AI向けデータセンターやクラウドインフラ事業を展開する企業です。韓国のデータセンター関連企業エリスのIPO後の急落をきっかけに、AIインフラ企業の資金調達や設備投資に対する懸念が強まりました。コアウィーブなどの新興クラウド企業と同様に、巨額のインフラ投資を続ける事業モデルへの警戒感が株価の重荷となりました。

ゼネラル・モーターズ(GM)

株価変動: -6.83%
詳細: シボレーやキャデラックなどのブランドを展開する米国の自動車大手です。通期の営業利益見通しについて、レンジの中央値を150億ドルに据え置いたことが投資家の失望を招きました。市場では150億ドルをやや上回る利益が期待されていたため、今回の見通しは第4四半期の業績が市場予想を下回る可能性を示唆しています。先行きへの警戒感から株価が大幅に下落しました。

*過去記事 株価変動

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG