7月21日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年7月21日(火)の米国株式市場は、半導体株の急反発を背景に主要3指数がそろって上昇し、3日続落に終止符を打ちました。ナスダック総合指数は1.29%高、S&P500は0.89%高、ダウ平均は385.38ドル高の52,224.64ドルで終了。SOX指数は5.21%上昇し、1カ月超ぶりの大幅高となりました。

以下は、21日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ネビウス・グループ(NBIS)

株価変動: +18.78%
詳細: AI開発向けのGPUクラウドやデータセンターインフラを提供しています。エヌビディアが規制当局への提出書類でネビウス株の約9.3%を保有していることを明らかにし、両社の戦略的な関係強化を期待した買いが集まりました。エヌビディアがネビウスへ20億ドルを投資すると発表していることも、AIクラウド事業の成長を後押しする材料として評価されました。

サンディスク(SNDK)

株価変動: +14.27%
詳細: NAND型フラッシュメモリーやデータストレージ製品を手がけています。低価格の中国製AIモデルが半導体やメモリーへの投資を減速させるとの懸念が後退し、AI関連のメモリー需要が拡大するとの期待から、株価が大幅に上昇しました。

SKハイニックス(SKHY)

株価変動: +13.75%
詳細: AIサーバー向けの広帯域メモリ(HBM)を製造する韓国の大手メモリー半導体メーカーです。低価格の中国製AIモデルによって半導体投資が減速するとの懸念が後退し、AI向けメモリー需要への期待が再び強まったことから、株価が急反発しました。
*関連記事「マイクロンとSKハイニックスが急反発 アルファベット決算が握るHBM市場の行方

ウエスタンデジタル(WDC)

株価変動: +12.51%
詳細: ハードディスクドライブを中心とするデータストレージ製品を手がけています。AIデータセンター向けのストレージ需要が引き続き拡大するとの期待が高まり、S&P500の上昇率上位に入りました。

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: +12.17%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリーに加え、AIサーバー向けの広帯域メモリ(HBM)を製造しています。低価格の中国製AIモデルによって半導体投資が減速するとの懸念が後退し、生成AIの学習や推論に欠かせないHBM需要への期待が再び強まったことから、株価が急反発しました。
*関連記事「マイクロンとSKハイニックスが急反発 アルファベット決算が握るHBM市場の行方

コインベース・グローバル(COIN)

株価変動: +9.61%
詳細: 米国最大手の暗号資産交換サービスを運営しています。トランプ大統領の暗号資産投資に対する監督を巡り、ホワイトハウスが一定の規制を受け入れたと報じられ、重要な暗号資産規制法案の成立期待が高まりました。ビットコイン価格の上昇も追い風となりました。

ルメンタム・ホールディングス(LITE)

株価変動: +9.41%
詳細: AIデータセンター向けの光通信部品やレーザー、光トランシーバーなどを手がけています。低価格の中国製AIモデルによってデータセンター投資が減速するとの懸念が後退し、AIインフラ関連株への買いが広がったことから株価が大幅に上昇しました。

インテル(INTC)

株価変動: +8.64%
詳細: CPUやデータセンター向け半導体を製造しています。AI関連株への資金流入が再び強まり、半導体設備投資やAIインフラ需要への期待が高まったことから、株価が大幅に上昇しました。

マーベル・テクノロジー(MRVL)

株価変動: +6.68%
詳細: データセンター向け半導体や高速ネットワーク製品を手がけています。AIデータセンターの通信インフラ投資が拡大するとの期待を背景に、半導体・ネットワーク関連銘柄への買いが強まりました。

TSMC(TSM)

株価変動: +5.55%
詳細: 世界最大の半導体受託製造会社です。2027年に先端チップの製造価格を8〜10%引き上げる可能性が報じられ、AI半導体市場における強い価格決定力が評価されました。エヌビディアやAMDなどの主要顧客にとって、最先端チップを高い歩留まりで量産できるTSMCの代替先は限られています。AIインフラ投資の拡大や、次世代プロセスで高い市場シェアを維持するとの期待も株価を押し上げました。
*関連記事「TSMCの強気な値上げが浮き彫りにする、AI半導体市場の覇権構造

ゼネラル・モーターズ(GM)

株価変動: +4.91%
詳細: 自動車の製造・販売を手がけています。2026年第2四半期の利益が市場予想を上回り、通期業績見通しを引き上げたことが好感されました。

スペースX(SPCX)

株価変動: +3.08%
詳細: ロケット打ち上げや衛星通信サービスを手がけています。株価は123.54ドルで終了し、7営業日続いた下落に終止符を打ちました。イーロン・マスクCEOが空売り投資家を批判したことも注目されました。一方、8月4日の第2四半期決算発表後には、売買可能な株式が増える可能性があります。

ノバルティス(NVS)

株価変動: +2.88%
詳細: スイスを拠点とする世界的な製薬会社です。主力医薬品の需要拡大により、2026年第2四半期の売上高が再び増加に転じたことが好感されました。

エヌビディア(NVDA)

株価変動: +1.97%
詳細: AI向けGPUやデータセンター用半導体を設計しています。低価格の中国製AIモデルがビッグテックの半導体投資を減速させるとの懸念が後退し、AI・半導体関連銘柄への買いが広がったことから株価が上昇しました。直近の下落で調整が進んだ半導体株を買い戻す動きに加え、アルファベットなど主要企業の決算を前に、AIインフラ投資の継続を期待した資金流入も追い風となりました。

ハリバートン(HAL)

株価変動: -5.47%
詳細: 石油・天然ガス開発会社向けに油田サービスを提供しています。2026年第2四半期の利益は市場予想を上回ったものの、米国とイランの戦争による事業への影響で、中東地域の売上高が大幅に減少したことが嫌気されました。

ダナハー(DHR)

株価変動: -10.99%
詳細: ライフサイエンス、医療診断、バイオテクノロジー関連機器を手がけています。2026年第2四半期の決算は堅調だったものの、コア売上高の見通しが市場予想を下回ったことが重荷となり、S&P500構成銘柄で最大の下落率となりました。

*過去記事 株価変動

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