2026年4月14日(火)の米国株式市場は、イラン停戦期待の高まりやAI関連の前向きな材料、さらに3月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことを受けて、リスク選好が強まりました。S&P500種指数は1.2%高と1月27日の終値ベース最高値に迫り、ナスダック総合は2.0%高で10営業日続伸し、2021年以来の最長連騰を記録しました。ダウ平均も317ドル高となりました。一方、原油価格は大幅に下落し、米長期金利も低下しました。
以下は、14日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ブルーム・エナジー (BE)
株価変動: +23.98%
詳細: 燃料電池システムを手がけるクリーンエネルギー企業です。オラクルのAIインフラ拡張を支援する契約を発表し、AI向け電力需要の恩恵期待から急騰しました。
イオンキュー (IONQ)
株価変動: +20.16%
詳細: トラップイオン方式の量子コンピュータを開発する企業です。物理的に離れた2つの量子システムを光で接続したと発表し、「量子インターネット」実現に向けた前進として評価されました。米空軍研究所の資金提供やDARPA関連の取り組みも、技術の戦略的重要性を意識させる材料となりました。
クレド・テクノロジー・グループ (CRDO)
株価変動: +18.73%
詳細: 高速接続向けの電気ケーブルや通信半導体を手がける企業です。AI向け接続分野での競争力強化を狙い、半導体メーカーのダストフォトニクスを買収すると発表したことが好感されました。
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ディーウェーブ・クオンタム (QBTS)
株価変動: +15.84%
詳細: 量子コンピューティング技術を提供する企業です。世界量子の日をきっかけに量子関連株全体へ資金が流入する中、業界が研究段階から商用化フェーズへ進みつつあるとの見方が支援材料となりました。
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リゲッティ・コンピューティング (RGTI)
株価変動: +11.50%
詳細: 超伝導方式の量子コンピュータを開発する企業です。自社で最も高性能な量子コンピュータの一般提供を開始したことが評価され、量子業界の商用化進展を象徴する銘柄として買われました。
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ロビンフッド・マーケッツ (HOOD)
株価変動: +10.35%
詳細: 個人投資家向けの証券取引アプリを展開する金融サービス企業です。米国とイランの和平期待を背景にビットコインなど暗号資産が上昇し、関連銘柄として買われました。
グローバルスター (GSAT)
株価変動: +9.63%
詳細: 衛星通信サービスを手がける企業です。アマゾンが1株90ドル相当で買収することで合意したと伝わり、買収価格にサヤ寄せする形で上昇しました。
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アメリカン航空グループ (AAL)
株価変動: +8.01%
詳細: 米大手航空会社です。ユナイテッド航空との統合の可能性をユナイテッドCEOが提案したと報じられ、業界再編期待から買われました。
コインベース・グローバル (COIN)
株価変動: +5.65%
詳細: 米大手暗号資産取引所です。暗号資産市場全体の反発を受け、ビットコイン上昇の恩恵期待から株価が上昇しました。
オラクル (ORCL)
株価変動: +4.74%
詳細: 企業向けソフトウエアとクラウド事業を展開する大手IT企業です。ブルーム・エナジーとの提携によるAIインフラ拡張期待が続き、前日の大幅高に続いて上昇しました。
フォード・モーター (F)
株価変動: +4.52%
詳細: 米大手自動車メーカーです。UBSが投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げ、目標株価15ドルを提示したことが材料視されました。
カーバナ (CVNA)
株価変動: +4.16%
詳細: オンライン中古車販売を手がける企業です。カーマックスの弱い決算を受けて、相対的な競争優位への期待から買いが入りました。
アマゾン (AMZN)
株価変動: +3.81%
詳細: ECとクラウド事業を展開する巨大テクノロジー企業です。グローバルスター買収により、既存の低軌道衛星網とアップル向け通信基盤を取り込み、D2D市場でスペースXに対抗する布石を打ったことが評価されました。
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エヌビディア (NVDA)
株価変動: +3.80%
詳細: AI半導体大手です。量子プロセッサの構築支援を目的とするオープンソースモデル「Ising」を発表し、量子エラー訂正のデコード精度向上に貢献すると受け止められました。GPUやCPUと量子プロセッサをつなぐ「CUDA-Q」戦略もあわせ、量子インフラの中核を担う期待が高まりました。
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ノボ・ノルディスク (NVO)
株価変動: +3.53%
詳細: デンマークの製薬大手です。オープンAIとの提携を発表し、創薬やサプライチェーン改善でAIを本格活用する方針が材料視されました。
テスラ (TSLA)
株価変動: +3.34%
詳細: 電気自動車大手です。UBSが投資判断を「売り」から「ホールド」に引き上げたことが支援材料となり、買いが優勢となりました。ただし目標株価は352ドルに据え置かれました。
ブラックロック (BLK)
株価変動: +3.02%
詳細: 世界最大の資産運用会社です。第1四半期の純利益が22億ドルと前年同期比46%増となり、iShares ETF事業の好調を背景に1300億ドルの純流入を記録したことが評価されました。
シティグループ (C)
株価変動: +2.61%
詳細: 世界的な米銀大手です。第1四半期利益が58億ドルと前年同期比42%増となり、市場予想を大きく上回りました。売上高もコンセンサスを超え、好決算が好感されました。
ユナイテッド航空ホールディングス (UAL)
株価変動: +2.10%
詳細: 米大手航空会社です。アメリカン航空との統合案が報じられ、業界再編によるシナジー期待から上昇しました。
インテル (INTC)
株価変動: -2.13%
詳細: 米半導体大手です。直近9営業日で58%上昇していた反動から利益確定売りが優勢となり、9日続伸が止まりました。
ウェルズ・ファーゴ (WFC)
株価変動: -5.70%
詳細: 米大手銀行です。第1四半期の純金利収入が121億ドルと市場予想の123億ドルを下回り、前四半期比でも2%減少しました。あわせて人員削減によるコスト抑制策も明らかになり、嫌気されました。
カーマックス (KMX)
株価変動: -15.12%
詳細: 中古車販売大手です。四半期売上高と利益が前年同期比で減少し、さらに株価下落と業績低迷を背景に1億4130万ドルののれん減損を計上したことが嫌気されました。
*過去記事 株価変動
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