2026年3月23日(月)の米国株式市場は、米国がイランの電力・エネルギー施設への攻撃を延期し、今週の和平協議への期待が高まったことで大幅反発しました。ダウ平均は631ドル高(1.4%)、S&P500は1.2%高、ナスダック総合指数は1.4%高となりました。原油価格は急落し、ブレント原油は約11%安の99.94ドル、WTI原油は10%安の88.13ドルとなりました。米国とイランの協議進展期待が相場を支えた一方、イラン側が交渉を否定する場面もありましたが、リスク資産全般に買いが広がりました。
以下は、23日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
アポジー・セラピューティクス (APGE)
株価変動: +19.99%
詳細: バイオ医薬品企業です。アトピー性皮膚炎患者を対象とした第2相試験で、炎症関連タンパク質を標的とするモノクローナル抗体「zumilokibart」の良好なデータを発表し、株価が急騰しました。
オンダス・ホールディングス (ONDS)
株価変動: +8.19%
詳細: 防衛・産業向けの無人機や自動化ソリューションを手がける企業です。3月23日に発表した決算で、売上高が前年同期比で6倍超に拡大し、経営陣は2026年の通期売上高見通しも大幅に引き上げました。パランティアとの戦略的パートナーシップも注目されています。
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アルベマール (ALB)
株価変動: +6.93%
詳細: リチウム生産大手です。リチウム関連株として買いが入り、大きく上昇しました。資源価格やEV関連需要への思惑が支援材料になったとみられます。
ノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス (NCLH)
株価変動: +6.17%
詳細: クルーズ運営大手です。トランプ大統領の発言を受けて米国とイランの緊張緩和期待が高まり、旅行・レジャー関連株として買われました。イラン戦争勃発後はクルーズ株の中で最も不調だったこともあり、反発が目立ちました。
ロイヤル・カリビアン・グループ (RCL)
株価変動: +5.81%
詳細: 世界的なクルーズ運営会社です。中東情勢の緊張緩和期待を背景に、旅行需要への懸念が後退し上昇しました。クルーズ関連全体の買い戻しの流れに乗った形です。
カーニバル (CCL)
株価変動: +5.51%
詳細: 世界最大級のクルーズ会社です。ノルウェージャンやロイヤル・カリビアンと同様に、地政学リスクの後退期待を受けて買われました。旅行関連株へのセンチメント改善が支援材料となりました。
フリーポート・マクモラン (FCX)
株価変動: +5.47%
詳細: 銅や金の生産を手がける資源大手です。金価格が下落する中でも上昇しました。インフレ懸念や金利高止まり観測の中で資源関連株の一角として買いが入りました。
スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI)
株価変動: +5.11%
詳細: AIサーバーを手がけるメーカーです。共同創業者らが輸出規制違反で起訴され、前週末に株価が33%急落していましたが、この日は下落を打ち消して反発しました。急落後の自律反発が意識された形です。
ユナイテッド航空ホールディングス (UAL)
株価変動: +4.46%
詳細: 米国の大手航空会社です。米国とイランの緊張緩和期待を受け、航空需要や燃料コストへの懸念が和らいだことで買われました。航空株全体が上昇する中で、ユナイテッドも堅調に推移しました。
アメリカン航空グループ (AAL)
株価変動: +3.64%
詳細: 米国の大手航空会社です。中東リスクの後退観測を背景に、旅行関連株として上昇しました。航空セクター全体への買いが広がる流れに乗りました。
テスラ (TSLA)
株価変動: +3.50%
詳細: EVとエネルギー事業を展開する企業です。イーロン・マスクCEOが、テスラ、xAI、スペースXによる半導体製造工場計画「テラファブ」を発表したことが材料視されました。初期投資額は数百億ドル規模になる見通しです。
*関連記事「テスラが半導体を自前化へ テラファブ計画が変えるAI競争の行方」
ルメンタム・ホールディングス (LITE)
株価変動: +3.20%
詳細: 光通信部品を手がける企業です。S&P500への新規採用開始とともに上昇しました。AIデータセンター関連の光ネットワーク需要拡大期待も引き続き意識されています。
シノプシス (SNPS)
株価変動: +2.89%
詳細: 半導体設計ソフトウェア大手です。アクティビスト投資家のエリオット・インベストメント・マネジメントが数十億ドル規模の株式を保有し、ソフトウェアやサービスからの売上拡大を求める方針と報じられたことが好感されました。
デルタ航空 (DAL)
株価変動: +2.66%
詳細: 米国の大手航空会社です。ニューヨークのラガーディア空港閉鎖という悪材料があった一方で、米国とイランの対話進展が材料視され、航空株全体の上昇に連動しました。
ニューモント (NEM)
株価変動: +2.44%
詳細: 世界有数の金鉱山会社です。金先物が3.7%下落する中でも株価は上昇しました。市場では、インフレ懸念や高金利環境が意識される一方で、資源株としての選別買いが入ったとみられます。
サウスウエスト航空 (LUV)
株価変動: +2.39%
詳細: 米国の格安航空大手です。地政学リスクの緩和期待を背景に、航空株全体が買われる中で上昇しました。燃料価格や旅行需要への不透明感がやや後退したことが支援材料です。
ドラフトキングス (DKNG)
株価変動: +1.23%
詳細: スポーツベッティング大手です。予測市場を規制する超党派法案が上院議員から提出されたことが材料視されました。KalshiやPolymarketなどの競合がスポーツベッティング市場のシェアを侵食している中、規制整備への期待が株価を支えました。
*過去記事 株価変動
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