3月9日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年3月9日(月)の米国株式市場は、イラン戦争が想定より早く終結する可能性があるとの報道を受け、主要指数が急反発しました。トランプ大統領が「戦争はほぼ終わった」と発言したことで地政学リスクへの懸念が後退し、ダウ平均は239ドル(0.5%)高、S&P500は0.8%高、ナスダック総合指数は1.4%高となりました。
取引中にはダウが1.9%近く下落する場面もありましたが、終盤にかけて急速に買い戻され、約1年ぶりの大きな反転上昇となりました。一方、原油価格はWTIが5.1%下落し86.49ドル、ブレント原油も9%下落し90.10ドルとなり、エネルギー供給懸念の後退が株式市場の上昇を後押ししました。

以下は、9日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ヒムズ&ハーズ・ヘルス (HIMS)

株価変動: +40.79%
詳細: オンライン診療と医薬品販売を組み合わせたテレヘルス企業。デンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクが同社プラットフォームで肥満治療薬を販売することで合意し、さらに特許侵害を巡る訴訟を取り下げたことが好感され株価が急騰しました。
*関連記事「ヒムズ株40%急騰の理由:ノボ・ノルディスクとの歴史的合意で肥満薬市場はどう変わるのか

ルメンタム (LITE)

株価変動: +14.73%
詳細: 光通信部品やレーザー技術を手掛ける米国企業。S&P500の四半期リバランスで指数に採用されることが発表され、指数連動ファンドの買い需要が見込まれたことで株価が急騰しました。AIデータセンター向け光通信需要の拡大も追い風となっています。

サンディスク (SNDK)

株価変動: +11.64%
詳細: フラッシュメモリやSSDを開発するデータストレージ企業。データストレージ関連銘柄がS&P500の中で大きく上昇する中、AIデータセンター向けストレージ需要拡大への期待から株価が急騰しました。

バーティブ (VRT)

株価変動: +9.33%
詳細: データセンター向け電源管理や冷却システムなどのインフラ設備を提供する企業。S&P500への新規採用が発表されたことで指数連動資金の流入が期待され株価が上昇しました。AIデータセンター拡張の恩恵を受ける企業として注目されています。

コヒーレント (COHR)

株価変動: +7.04%
詳細: レーザーやフォトニクス技術を提供する米国企業。S&P500への新規採用が決定したことが材料視され株価が上昇しました。半導体製造や光通信などの分野でAI関連需要の拡大が期待されています。

ライブ・ネーション・エンターテインメント (LYV)

株価変動: +6.19%
詳細: コンサート運営やイベント事業を展開する世界最大級のライブエンターテインメント企業。米司法省との独占禁止法訴訟で和解に達し、チケット販売子会社チケットマスターを維持できる見通しとなったことが好感され株価が上昇しました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: +5.32%
詳細: CPUやGPUを開発する米国半導体企業。AIサーバー向け半導体の需要拡大期待を背景に半導体株全体が買われる中、同社株も上昇しました。

ブロードコム (AVGO)

株価変動: +4.63%
詳細: 半導体およびインフラソフトウェアを手掛ける米国の大手テクノロジー企業。AI関連半導体への需要が引き続き強いとの見方から半導体株が上昇し、同社株も買われました。

ストラテジー (MSTR)

株価変動: +4.06%
詳細: ビジネス分析ソフトウェア企業でありながら、企業として世界最大級のビットコイン保有企業としても知られています。直近1週間で約13億ドル分のビットコインを追加購入したことを発表し、暗号資産市場の動きとともに株価が上昇しました。

サウスウエスト航空 (LUV)

株価変動: +3.54%
詳細: 米国の格安航空会社。イラン戦争が早期に終結する可能性が示唆されたことで原油価格が下落し、燃料コスト上昇への懸念が和らいだことから航空株が反発しました。

ノルウェージャン・クルーズライン (NCLH)

株価変動: +3.29%
詳細: クルーズ旅行サービスを提供する米国企業。原油価格上昇による燃料コスト増加への懸念で一時下落しましたが、原油価格の下落と市場全体の反発により株価が回復しました。

ユナイテッド航空 (UAL)

株価変動: +2.66%
詳細: 米国の大手航空会社。原油価格の下落を背景に燃料コストへの懸念が後退し、航空株全体が反発する中で株価が上昇しました。

アメリカン航空 (AAL)

株価変動: +2.33%
詳細: 米国の大手航空会社。原油価格が下落し燃料コストの上昇懸念が後退したことで航空株が買い戻され株価が上昇しました。

カーニバル (CCL)

株価変動: +2.33%
詳細: 世界最大級のクルーズ会社。燃料コスト増加への懸念から一時売られましたが、原油価格が下落したことで投資家心理が改善し株価が反発しました。

フリーポート・マクモラン (FCX)

株価変動: +1.90%
詳細: 銅や金などの資源を採掘する米国の大手鉱山会社。金価格下落の影響で一時売られましたが、市場後半の株式市場の反発により株価は上昇しました。

ダイアモンドバック・エナジー (FANG)

株価変動: +1.29%
詳細: 米国のシェールオイル開発企業。原油価格が一時100ドルを突破したことでエネルギー株への関心が高まり株価が上昇しました。

*過去記事 株価変動

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