【NVDA】エヌビディア目標株価400ドルの根拠!2026年分「完売」が示す驚愕の需要

AIバブルへの懸念が囁かれる中、半導体大手のエヌビディア(NVDA)を巡る状況は、単なる一時的な需要を超えた新しいフェーズに入っています。2026年2月17日付のマーケットウォッチの記事で紹介されたキャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、C.J.ミューズ氏の分析に基づき、同社の将来性を考察します。

完売が意味する圧倒的な需要の持続性

現在のエヌビディアを語る上で最も重要な事実は、ミューズ氏が指摘するように、2026年内の生産分がすでに実質完売状態にあり、現在は2027年や2028年に向けた受注残(バックログ)の構築段階に入っているという点です。

一般的なハードウェアビジネスにおいて、2年先まで製品の予約が埋まり始めている状況は極めて異例です。これは、AI開発が単なる実験段階を終え、インフラ整備としての産業革命へ移行したことを示唆しています。6年前の旧型モデルであるA100でさえ価格が上昇し在庫不足であるという事実は、最新のブラックウェルや次世代のルービンだけでなく、AIコンピューティングリソースそのものが慢性的な供給不足にあることを裏付けています。

ミューズ氏の予測と指標から見る割安感

ミューズ氏は、エヌビディアの株価が少なくとも300ドルに達する軌道に乗っており、2030年に向けた成長見通しから400ドルに近づく可能性があると予測しています。この目標株価は、直近の終値182.81ドルから約119%の上昇を意味します。

この強気な予測の背景には、控えめなPER(株価収益率)の推移があります。エヌビディアのPERは、2026年予想利益ベースで21倍、2027年予想利益ベースでは16倍です。急成長を遂げる企業のPERが50倍から100倍に達することと比較すると、この数字は非常に落ち着いています。年初来で株価が約3.2%下落しているのは市場の慎重な姿勢を反映していますが、2027年以降の予約が積み上がっているという事実を考慮すれば、現在のバリュエーションは評価不足の状態にあるといえます。

競合と顧客の複雑な相関図

グーグルが独自チップであるTPUでジェミニを運用し、アマゾン・ドット・コム(AMZN)やマイクロソフト(MSFT)が資本支出を増額させている事実は、一見するとエヌビディアからの離脱リスクに見えます。

しかし、ミューズ氏はこのゼロサム的な見方は誤りであると述べています。マイクロソフトやアマゾンが支出を増やしてもエヌビディアの株価が敏感に反応しなかったのは、投資家が支出の持続性に懐疑的だったためです。

しかし、実際にはAI需要は爆発的に拡大しており、投資の多くがエヌビディア製エコシステムへと流れ込んでいます。3月のブラックウェル搭載モデルの投入や、6月のコンピュータックスでのデータセンター収益ガイダンス更新は、この需要が本物であることを証明する機会となります。

結論:3月と6月の確認作業へ

今後の焦点は、ミューズ氏が予測する400ドルへの道筋が確信に変わるかどうかです。3月に開催されるGTC(GPU Technology Conference)では、ブラックウェルの実力と次世代ルービンへのロードマップが明確になります。また、6月には最高経営責任者のジェンスン・ファン氏による2027年のガイダンス更新が控えています。

2026年内の供給分が完売し、すでに翌年以降の予約が積み上がっているほどの需要を抱えながら、株価指標が落ち着きを見せている現在は、次の上昇に向けた inflection point(転換点)にあると推測されます。

情報ソース: MarketWatch: “Can Nvidia’s stock approach $400? Here’s why earnings may mark the start of a big rally.” (By Britney Nguyen, Feb. 17, 2026)

※本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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