ディズニーが示す未来図:エピック・ゲームズへの投資と株価急騰

世界的なエンターテインメント大手であるウォルト・ディズニー(DIS)の株価が、同社が12月期に予想を上回る利益を計上したこと、そして2024年9月期の業績ガイダンスがウォール街の予想を大幅に上回ったことを受け、2月7日の時間外取引で6.1%の上昇を見せました。

特に注目すべきは、ディズニーがエピック・ゲームズ(フォートナイトの開発者)に15億ドルを投資し、共に新しいゲームとエンターテイメントの世界を構築することで合意した点です。この協力は、ディズニーの物語や体験を世界中のファンにとってより身近なものにすることを目指しています。

加えて、ディズニーは年2回の配当を50%増額し、新たに30億ドルの自社株買い計画を設定すると発表しました。これは、同社がその財務状態に自信を持っていることの明確な証拠と言えます。

12月30日に終了した第1四半期の売上高は235億ドルで、前年同期比で横ばいであり、ウォール街の予想をわずかに下回りましたが、調整後の利益は1株当たり1.22ドルで、予想の1.01ドルを上回りました。この結果は、ディズニーが業界内での競争力を維持し続けていることを示しています。

さらに、ディズニーは2024年度の利益が1株当たり4.60ドルになると予想しており、これはウォール街のコンセンサス予想4.29ドルを大きく上回るものです。この予測は、ディズニーが今後も成長し続けるという強い信頼を投資家に与えるものと思われます。

ディズニーの主力サービスであるDisney+は、第1四半期には加入者数が減少しましたが、同社は第2四半期に大幅な純増を見込んでいます。また、ESPNのスポーツ資産を共有するための新しいストリーミングサービスの計画が発表され、これがスポーツファンにとって新しい魅力的な選択肢となることが期待されます。

このように、ディズニーは多角的な戦略を展開しており、その革新的な取り組みは同社の株価をさらに押し上げる可能性があります。

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